◆LRTの西側延伸について
2023年8月26日に芳賀宇都宮ライトレール(LRT)は開業いたしました。開業後のルートはJR宇都宮駅東口より芳賀高根沢工業団地までの約15Kmの区間となります。
このLRTですが、将来的にはJR宇都宮駅の西口に延伸される予定があります。宇都宮市は2030年代前半には延伸開業を目指しているようです。
※延伸計画はあくまでも予定となっている状況です（2023年9月10日）
LRTの延伸ルート
駅周辺の延伸ルートは、LRT宇都宮駅東口停留所を北に進み（勾配区間）、新幹線の路線の下をくぐって西に向かい（高架区間）、駅西口の前まで進行するルートです。駅西口には停留所ができる予定となっています。この停留所は高架のままかもしくは、勾配で地上に降りる状態となります。現状のスペース的な部分を見ると高架でいくのかなと思っています。高架のまま宮の橋交差点、田川を抜けて上河原交差点の手間で地上に降りるルートかなと思っています。
停留所を出たあとは西へと進行していき、大通りを西へと進んでいくルートとなっています。
宇都宮駅より西方面へのルート
JR宇都宮駅西口の大通りを進行するルートは画像のようになっております。西口をでたあとは栃木県教育会館（コンセーレ）まで延伸される予定です。
その先は大谷の観光エリアまでがさらなる延伸検討区間となっているようです。
●二荒山神社
●東武宇都宮駅
●桜通り十文字
●護国神社
●教育会館（コンセーレ）
停留所は上記の5ヶ所が候補地となっております。この中でも注目するのは「東武宇都宮駅」の停留所です。もともとJRと東武鉄道の駅は離れた位置にあり、徒歩（25分程度）で移動するにはちょっと厳しい距離でした。なのでバスでの移動が中心となっていましたがLRTが開通すれば、この区間の移動はスムーズになるかなと思います。ただ、大通りから東武宇都宮駅までは少し離れているのが残念なところではあります。
東武宇都宮駅は再開発するといった案もでており、将来的にはLRTが乗り入れする可能性もあるようです。そうするとLRTが直接に東武宇都宮駅まで行けるのでかなり利便性はよくなりますね。
宇都宮駅東口停留所付近の2023年の様子
この写真は宇都宮駅東口の停留所の北側からの様子になります。停留所の北側は広いスペースが確保されていて、すでにLRTの線路が延長されるであろう用地は確保されています。
ここでLRTの軌道は高架線となり道路の上を通り西方向へとカーブしていく予定となっています。
そして軌道は西へとカーブしていき赤枠部分のあたりで、既存の高架橋を貫通して西口へと抜ける予定です。新幹線の軌道（3階）と在来線（地上）の間の2階部分を抜ける感じですね。
そして西口にあるホテルメッツの北側は空間があるので、そこを通り抜ける予定です。
西口方面から見た新幹線の高架線です。赤枠部分を貫通してLRTの軌道が手前に抜けてきます。
赤矢印のようにホテルメッツの横を抜けたあとはJR宇都宮駅の方に南下します。そして駅前には停留所ができる予定となっていますね。
停留所を出たあとは大通りを矢印方向の西方面へ進行していきます。その後は田川を高架で超えたあと、勾配で地上に降りて道路との併用軌道となります。
LRTの延伸計画は徐々に動き出しているようです。実現にむけて前進するといいですよね。
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