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エクステリアは一生もの?

エクステリアは、一生使い続けるものだろうか?

定年後にやっとマイホームを持った一昔前のサラリーマンならば、その感覚は正しいだろう。しかし、近年は20代・30代でマイホームを持つことが多くなった。家と同じく、エクステリアも一昔に比べリフォームの需要が高まっているのではないだろうか。

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エクステリアの寿命は、もちろん、使用した製品や素材の耐久性にもよる。同じ石材を同じ場所に使用したとしても、西洋の石畳のように一人の人間の寿命を遥かに越えるものもあれば、風合いの優しい大谷石のように十数年でともすると風化してくるものもある。

しかし、エクステリアの寿命は、その家に住む家族構成の変化や家族の状態により決まることも多い。実際、リフォーム依頼は「長女が就職して自分の車を欲しがるので…」「おばあちゃんが介護認定を受けたので…」といったきっかけをよく聞く。

そのことを、新築をお考えの20代・30代の若い世代の方々に、頭の隅にでも置いておいていただきたいのだ。

若いご夫婦で、ご両親もまだまだ健在で別の家にお住まいにもかかわらず、無理やりスロープをつけたいというご希望が実際ある。バリアフリー住宅の考え方が広まったのだ。

確かに階段の代わりにスロープをつけておけばゆくゆく安心なのかもしれない。しかし、日本の住宅事情からすると大抵の場合土地に余裕がなく、スロープが自走式車椅子が安全に走行できる傾斜ではなくなる場合が多いのだ。若い夫婦のご家庭なら、駐車場は今必須である。しかし、定年後であれば、駐車場が一台分要らなくなるかもしれない。そこをスロープのスペースとして加えることができれば、使えるスロープになるかもしれないのだ。

せっかく、老後の安心のために若いうちは要らないスロープを我慢して使ってきても、家族の一人が 前方突進などの症状があらわれるパーキンソン病になったりしたら、スロープは正に危険地帯となり得る。

家族が必要とするときに、リフォームを考えることもできるとお伝えしたい。要介護でなくとも要支援でも、必要と認められればご家族の自宅での生活の質を保つためにスロープをつけたり、手すりをつけたり、段差を解消したりという工事費用には、各自治体から9割の補助(一旦施工業者支払い、申請後その9割が自治体より利用者に支払われる形)が出る制度(介護保険制度の住宅改修費支給)もある。事前の申請や現場写真など必要となる場合が多いが、各自治体によりさまざまなので、興味のある方は、お住まいの自治体に問い合わせてほしい。(近くのケアマネージャさんや福祉住環境コーディネーターさん、または施工店さんにに聞くと話が早いかもしれない。)

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