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お隣との境界線は後々を考えて

お隣との境界線は、トラブルの筆頭にあげられるだろう。あってはいけないことだが、境界杭が工事中に動いて(または抜かれて)しまうことも実際少なくないので、万が一のため工事前に、できればお隣さん立合いの下境界杭の位置確認をし、証拠となる写真を日付入りで残しておくことをお勧めしたい。

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また、境界のブロック積みやフェンスをどこにどちらが建てるのかは、よく悩みの種となる。ブロック積みの中心線を境界線上にもってきて費用は折半となることもある。あるいは造成地などは、土地のレベルの高い方が自分側に自費で建てることも多いだろう。話のわかるお隣で、自分の負担が半分になったとか、費用がかからなくて良かったと喜んでいると、後々大変なことになる場合もあるのだ。

それは何十年か後の話になる。駐車場を隣地境界線まで広げたいと思ったようなとき、今までそこが庭だったところなら、車を入れるために道路の高さ近くまで掘り下げなければならない。その時、隣地境界線上の共有塀などの根入れが問題となる。駐車場にするために充分なほど下まで掘り下げて基礎を打っていることはほとんどなく、(その時必要とする基礎より更に下から建てれば当然、当時の費用はかさむので)こちらの掘り込み工事で共有塀が倒れてくるのを防ぐため、場合によるが500mm程隣地壁から距離をとったところを掘り下げ、そこに新たな土留めのための塀などを設けることになる。当然、その境界線に沿ってずっと500mm分の土地は死に地となってしまう。通常は花壇などにするのだが、もったいない話である。普通車が充分入る土地はあるのに、小型車しか買えなくなるのだ。

お隣との話し合いで境界線上の共有塀を一旦取り壊しても良いという話になればその必要はなくなるが、お隣はずっと話のわかる住人だとは限らない。お隣にしてみれば、半分権利のある所有物を隣の都合で取り壊させるのだ。

もちろん、自分の土地で自分のものだからと隣の構造物が傾くような工事はできないが、自分の土地に自分の自由になる土留めや塀を自分のお金で建てておくことは、それなりの意味がある。

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