EXTERIOR PLANNING

組積材 - コンクリートブロックなど -

積み上げて塀など、一体の壁を作るための部材。組積造は、鉄筋の入らない無筋の積み上げをいう。

１.コンクリートブロック

�@普通ブロック

主として建築用に用いられ、配筋のための空洞を持つコンクリートブロックをいい、外部形状で基本形と異形に区分される。 異形ブロックは横筋用、隅用、半切り(長さ1/2)等の用途による外形状のブロックの総称。

�A化粧ブロック

コンクリートブロックの一種で、表面に着色、塗装などの化粧仕上げや研磨、切削、洗い出し、たたき、スプリット、スランプリブ付加工など、意匠上有効な仕上げを施したブロックが化粧ブロックである。

２.れんが

砂と粘土等を主原料に練って成形し空洞のない中実(無筋用)、空洞のある孔あき(有筋用)に区分され、寸法は(JIS規格)長さ21cm、幅10cm、厚さ6cmに焼き固めて作られる。長手積み、小口積み、あるいは交互に積み重ね、洋風に好んで使われる。

洋風住宅が多くなっている近年、積用れんがの形状にダブルサイズが普及している。外構の塀や門柱などに使われ、標準サイズと組み合わせることで、デザインの幅を広げている。

３.その他

自然石の石垣が代表で、面積み、野面積み、乱れ積み、崩れ積み等や等や、自然石を加工した「切石」、「割石」による布積み、亀甲積み、谷積み等がある。

自然石以外に自然石の細粒をモルタル、ポリエステル樹脂で固めた「レジンタイル」、砕石、顔料、セメントで固め、表面を研磨した「テラゾー」等の人造石などがある。

出典 : 第二版 エクステリアプランナー・ハンドブック (エクステリアプランナー・ハンドブック編集委員会)