2.エネルギー所要量算定の基礎
1) 基礎代謝
基礎代謝(basal metabolism:BM)は、1920年代に考案された懸念事項であって、肉体的・精神的な安静状態において産出される最小のエネルギー代謝とされる。具体的には、生命維持に必要な呼吸・循環系や神経計、ならびに肝臓や腎臓など臓器や組織がわすかに活動している状態と考えらあれている。実際には、特定の条件、すなわち前日の夕食として軽い食事を摂取した後は口にせず(つまり食事誘発性のエネルギー代謝を最小とし)翌朝(食後12〜15時間経過)の覚醒時に20℃の室内において、安静仰臥の状態で測定されるエネルギー代謝量とされている。それゆえ、基礎代謝を厳密にこの条件で測定することは容易なことではない。一方、生きていくために必要な最低のエネルギー代謝状態といいながら、正常な生活活動の一部である睡眠中のエネルギー代謝量は、基礎代謝をさらに10%下回るとみなす矛盾をおかしてきた。そのため、国によって、また研究者によっては、むしろ覚醒時、睡眠時を通じ、生きるための最低のエネルギー代謝を基礎代謝と考えるならば、この状況は実態的に睡眠中に観察されるものであるとしている。このように、基礎代謝に概念と実態は必ず一致した現状にない。そこで、今回の第六次改訂日本人の栄養所要量のエネルギー摂取基準の策定に当たり、基礎代謝を暫定的に「身体的、精神的に安静な状態で代謝されるエネルギー摂取量であって、生きていくために必要な最小のエネルギー
代謝量である」と定義することとした。ただし、この定義はかくまで原理的な立場に立ったものであり、本来、このような状態は日常の生活活動中で最も基底的な水準であたる睡眠中にみられるものであるこのに留意するべきである。
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