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オンタ教頭の山遊び報告

このサイトは、まめな教頭先生がみんなに遊びの報告をメールしてくれているものを掲載しています。

焼山 たけのこハイキング ハイキング編 2011年6月11〜12日 野山遊び人 オンタおじさん

今年初めの親父旅? いや登山? を前回の焚き火宴会で6月の第二土・日曜日と決め、竹の子のシーズンにぶつけ 山に登りついでに竹の子も採り、竹の子づくしの焚き火宴会をやろうと決めていたのであった。
 今年は豪雪の影響で山が若く、6月の11・12日に都合良く竹の子のシーズンに当たるかどうかであったが何 とか走りではあるがシーズンインして竹の子づくし料理に期待がもてた、さて行き先はどこにしようか、竹の子だ ったら、栗駒・須川、駒ヶ岳・乳頭、玉川・八幡平、前回は栗駒山だったから今回は八幡平はどうかとコバちゃ んに提案、山は自分がまだ登ったことのない 焼山 ではどうか、御生掛温泉から玉川温泉に降りるルートであ る、登り350m、下り600m、うん良いではないか・・・楽ちんじゃぁ・・・・・、これはハイキングだな〜 などと一 人で納得して いぶり学校 の掲示板に投稿してメンバーに伺いを立てたものの、Katou、Kazusaは諸般の事 情により欠席とのこと、あらまっ 3年前の栗駒山竹の子ツアーと同じメンバーではないか・・・・・
 まっ 仕方ない三人で楽しみましょうと気持ちを切り替え、前日の10日、仕事が少なく暇をもてあましていたオイラは八幡平だと買い出しは今日のうちにやっておくか、明日は何作ろうかな〜 まずは献立を考えようとパソコンの前(もちろん昼休み中です。) 竹の子づくしを5品ほど(別紙・食事計画書)考え、コバちゃん、ハタケおじさんにメールを送信しまして夕方の買い出しに備えましたよ。(仕事もしっかりやりましたよ・・・・)


 翌11日当日は、コバちゃんの提案で、ハタケおじさんの車を畠山家まで取りに行き、オイラを6時にお迎えしてくれることになりまして、5時前に起きだしおにぎりを握り、朝ご飯をしっかり食べていると6時前にチャイムがなりましたよ、

あら早い、いつものごとく 遠足まえの子供状態ではありませんか、良いことですね〜遊び人。
 車は順調に国道341から新緑のアスピーテラインへと進み、青葉が綺麗なこと・・・・

そして御生掛温泉へ到着、早速靴を履き替え準備して

 いざ出発・・・8時40分頃かな、
 

 

焼山への登山口は温泉の大浴場入り口からの始まる ははは おもしぇ〜 登山口になってるんですよね〜

廊下の 「ここだけ土足OK」 を渡りサッシの戸を開け、「行ってきま〜す」と言って戸を閉めます。 おもしぇな〜

一路焼山に向け歩き始めます、このルートここから 毛せん峠までは八幡平特有のだらだらと約300m登り、登山路はしっかり整備されて湿地箇所は木道もあり歩きやすい、ただ標高は登山口で既に1000m 竹の子は???
 

目を竹の子目にしているが 山がまだだいぶ若い雪が解けて1〜2週間かな?、ショウジュバカナ、みずバショウが今咲いているよ、竹の子はまだまだ先の気配、う〜ん竹の子づくしのお食事が〜〜〜等と考えていると・・・・
雪渓が出てきたよ、まだ凹んだ登山道にだけだけど、竹の子なんか生えている訳が無いよな〜


 登りでは期待出来そうにないから、下りに期待して足元の雪を踏み抜かないようにして慎重に登っていった。

天気は歩き始めからパッとしなく、曇りでガスこそは出ていないが、青空に映える新緑が見られずに残念、でもブナの新緑はやっぱりいいもんですな〜

 

しかし標高1,322m国見台の巻き道を過ぎて標高を上がるにしたがって低木帯になったころ10時30分 毛せん峠 に到着

周りはやっぱり ガスってるよ〜残念。 ここで晴れていれば景色を楽しみながら大休憩なんだが視界が無いため写真を撮ってさっさと先を急ぎましたよ、喉が渇き腹も減ってきたからね。
 



標高1,354mのピークの巻き道を登り終えた頃眼下に焼山避難小屋が見えてきた、また10人以上の団体さんも小屋に向っている。

 そこへ、ハタケおじさんの携帯へ着信、実は国見台の巻き道の時も仕事関係の電話が入り山の上で打ち合わせをしていたハタケおじさん、オイラとコバちゃんは「たぶん使わないよな?」なんて言って電源を切り車に置いてきていた、ハタケおじさん「あ〜また仕事の電話だで〜・・・・・うんっ 違うカトウだ〜」ははは・・・今日欠席のカトウからでした、山の様子が気になりオイラやコバちゃんに連絡したが通じづハタケおじさんに掛けてきたようすで「一緒にいぎでがった〜」という様子がビンビン伝わってきたのはオイラの考え過ぎかな???

小屋までの両脇にまた竹が密集して太さも良い感じになってきたので又竹の子目になって避難小屋までトコトコ下り到着しましたら、先の団体さん小屋の前でストックと水をぶら下げ何かガヤガヤと相談していた、どうやらザックを小屋にデポして 名残峠・焼山 までピストンを掛けるらしく出発していきましたよ。

 小屋の中は荷物でいっぱい、結局外で昼ご飯を食べることに、まずは防虫スプレーをまんべんなくシュッシュー
去年の乳頭山の二の舞はごめんですから入念にね。
 今回の昼ご飯は、夜の竹の子三昧の夕食があるからシンプルに・・・・・・

おにぎり、 焼きそばバゴーン太麺・わかめスープ付き・プラス温泉卵おとし、 ローソン野菜サラダ ワラビの酢漬け、 ソウセージ、 ハタケおじさん得意のサラミ・チーズ、  ビール アンド 茶チャ?

 

焼きそばは、つまみにもなるから都合が良いんですよね〜  茶チャ?とは何でしょう? 

ハタケおじさんは出発前に、焼酎を持ってきたからオンタさん持ってかなくていいよ〜〜と言っていたのでしたがそれを入れてきた容器がお茶のアルミ缶、焼酎を持ち歩き??するときはいつもこの缶に入れて行くそうで???
いつも?? っていつよ と突っ込んだら、回転寿司を食べに行くとき〜 とのことでした、お寿司は安いんだけど飲み物(酒類)は高いんだよね〜(おっしゃる通りです) だからこれを持参して、茶碗に缶のお茶?を入れてから
店のお茶で割るから 茶チャになるんだよね〜   ははは・・たしかに。
 それを聞いてた コバちゃん それを俺が飲むと 寝寝 になっちゃうな〜   ははは おもしぇ〜
ねね と ちゃちゃ おめだち豊臣秀吉の奥方と側室か〜

などと ばか話をしながら、虫にも刺されず楽しいお食事?(飲み会)でした。

焼山避難小屋

避難小屋後ろの沼 

1時間以上もゆっくり休み団体さんも帰ってくる頃なんで後を片付けていたらやっぱり団体さん達のお帰りで、わ
いわいがやがや降りこられ、「三種・山の会」だったかな地元のガイドさんらしき人が一名付き添いでした。
それじゃと、オイラ達は「これから玉川温泉までですよ〜」なんて先ほどの団体さんのご婦人3人に「どちらまでで
すか?」の質問に答え、羨ましがられて出発したのでした。
 

中央の岩 ミニラに見えませんか?

小屋の脇をちょっと登ったら今までの景色が一変し、目に優しい新緑の世界から荒涼とした地獄谷の世界に・・・
 焼山の火口跡でした、硫黄臭が鼻をつき岩だらけの 景色に、登山道先にはゴジラじゃなくてミニラに似た
岩があり、火口を見れば水蒸気が勢いよく噴出し岩肌 が硫黄で黄色になっているところが遠望でき、湖水の 色は乳白色、いや・・・メロン・ミルクセーキかな?
美味しそうでしたよ。

名残峠 からの火口  名残峠 (下の写真)



 

景色に圧倒されながら更に登り、名残峠に到着 ここは 焼山 直下で後で調べたら三角点までの ルートが有ったらしいが、ここで小休憩して玉川 までの下山道を進むのであった。

今回のメーンテーマである竹の子ハイキング の竹の子がこだし袋にはまだ数本しか入ってい ない、これでは夕食の竹の子三昧には程遠い 、時計を見るとまだ1時まえ、バス時間に2時間 半ほどあり下山に掛かる時間を差し引いても1時間半以上の余裕が有るではないか、それじゃ先を急ぎ竹ヤブが 密集している処まで急いで下山してゆっくり竹の子取りをしましょうよ、となった。

しかし、途中で今日二回目の雨が降ってきた、実は昼休憩後出発してすぐにパラパラきたのであったこれは数年
前の栗駒山・竹の子登山と一緒である、三人で竹の子目当てに入山すると雨が降るのである、いつもである。
 いつもって言ってもまだ2回目であるが、でも今回は追い打ちを掛け真面目に降ってきた またカッパを着直し下
山を急いだが竹ヤブが薄いし標高が1,000m以上あり山もまだ若いから新緑の世界だ〜 これだばおがってね〜
標高 1,050m 地点 新緑が綺麗だ〜  もっと降りなければ無理となり、ペースメーカカーのコバちゃんがぐんぐん急ぎだした。

 けっこう 辛いんだよね〜いくらゴアテックスといっても内側の汗はそんなにすぐ出ていかないんだよね〜
 体がべちょべちょになってきた〜 等と思ってしつこく林の中をのぞきながらペースを落として歩いていたら前を行く両名が見あたらない
 おやっと思って ほっほ〜 ほっほ〜 と叫んでみたら、前の方で 竹の子おがってるよ〜
の声が聞こえるじゃないですか、そうかそうかやっと出始めたか〜とヤブの中に入ったら何とか料理出来そうな太さの竹の子が出ていましたよ、人が先に取ったあともあるし。
 ほっほう でもこれで何とか予定していた料理が出来ると思い一安心して欲張りに竹の子抜きをしたのであった。

 玉川温泉に下山したのは 2時20分頃でした、オンドルを利用している客さんを見ながら、豊富な自噴温泉に感動しバス停のある売店までトコトコ歩き着きましたが御生掛温泉までのバス時間は 3時42分 まだ1時間以上あるじゃないか、風呂入っちゃおうか?とも思ったが、風呂から上がってまたこの雨に濡れ、汗臭いインナーにまた手を通すかと思ったらうんざりしてきましたよ、オイラだけじゃなさそう??
 まっ、一時間くらい何とかなるさ〜 と売店へ、へへへっ 店の中をきょろきょろして見つけた物は・・・ ハタケおじさん あったよ〜ビールが、コバちゃんはコーラね〜500缶をゲット喉乾いてたしね〜 プシュ〜  グビッ プッハ〜でした、幸せだな〜ぼか〜これが一番だ〜 下山後のビ〜ル、コバちゃん ありがとね〜後の運転頼んます〜。

 3時42分 しっかり 秋北バスが来ましたよ、どやどやと温泉客が降りてきてほとんど関東方面からでしょうね〜
旅籠と自炊部へ・・・半々ぐらいかな? 自炊部は予約が取りづらいらしい、すごいねさすが玉川温泉、そしてバスに乗ったのはオイラ達3人、お客さんは前から乗っているご夫婦1組の5人、それでは蒸ノ湯湯に向け パ〜ンと出発しましたよ、八幡平アスピーテラインを走りながら国立公園の説明のアナウンスを聞き車窓からの景色を眺めるんですが、乗用車に比べバスは窓が大きく高さもありワイドに目に飛び込んでくる、いいな〜今度は紅葉の時にバスに乗りに来ようか?などと話していましたよ、そうこうするうちに約50分で御生掛温泉に着きました。

早速温泉だ〜の前に もう5時近いぞ〜 これから温泉に入って、下まで1時間かけてキャンプ場に行ってとなると大変だな〜 オイラ料理なんか作る気無くなるどう っていうか暗くなるぞ〜 ・・・・・・・
 どうする? ってことなり 近くに環境省がやっている国設大沼キャンプ場が有るからそこにしようと 軟弱オイラが提案、だってここから歩いてだって行けるもんね〜   (カトウ ごめん 田沢湖キャンプ場は遠かった)


オンタ6:00→御生掛8:10〜8:30→せん9:30〜9:40→避難小屋11:10〜12:25→名残峠12:45→玉川温泉14:20

早速 お風呂だ〜
 バスから降りたのはあのご夫婦も一緒でした、車に着き早速風呂の準備、登山靴を脱ぎ ふ〜 お風呂セットを持ち登山口へ、じゃないよ大浴場だよな、御生掛温泉は名前は忘れたが6種類の温泉が有るんだな〜
普通の?風呂、火山風呂(ジャグジー?)、首だけ出す・蒸し風呂、打たせ湯、泥湯、露天風呂 かな たぶん、みんなゆっくり、まったり温泉を満喫しまして、は〜良い〜湯っこだった〜、売店でビール買ってくべ〜と向かっ たが・・・・・・売店はもう終わっていました・・・・ガ〜ん  ハタケおじさん どうするう〜〜(涙・・)


 うん〜と 我慢すべ〜 腹減ったし、焼酎と、ワイン、それとGWに酒田から買ってきた「初孫」純米吟醸酒が クーラーの中で冷えてるからさ〜 炭酸だったらコバちゃんのコーラも有るしな、ってことでキャンプ場へ。
 ここのキャンプ場は泊まりは初めてだが利用は2回目、八年前に「日本一周登山の旅」の中村真也が北海道の帰りに八幡平を登るために来たとき晩ご飯を作り一緒したことがあったところなんですよ、いや〜懐かしいな
何にも変わっていないな〜 

早速テントを設営して寝床を確保 七輪に炭おこし、食材の点検・・・OK
 


ハタケおじさんとコバちゃんは竹の子 の皮剥きをお願いして早速料理開始
本日は竹の子ずくしとして考えてきて ますが、仮に竹の子が無くては食べられないというわけではありません。
 最悪、ただの普通の料理になるだけですが、やっぱり竹の子が食べられて良かった良かった。

メニュ−
@ 竹の子煮込み 卵とじ    ・ 竹の子、鶏肉、タマネギにて、親子丼ふうの煮込み
A 串カツ ・ 竹の子、豚トロ、豚バラ巻き・・・他   ソース2度漬けOK
B 竹の子 ビーフン油炒め ・ 竹の子、豚バラ、キノコ、玉葱、ビーフン  をポン酢で
C 竹の子 炊込みご飯 ・ 竹の子、にんじん、鶏肉、油揚げ
D 味噌汁 ・ 竹の子、油揚げ

@ 竹の子煮込み 卵とじ

B 竹の子 ビーフン油炒め

 

皮剥きが終わり次第 ザルから取り鍋の中へ
@とBは完成していますよ〜
ほら〜 早ぐしなばかれねど〜
などと言ってますが呑む方は始まってますから
ハタケおじさんの肌色を見てくださいな。
串カツのネギの替わりに竹の子を刺し作ったが串を刺すと竹の子が割れてしまい難儀したが、歯ごたえが良く美味かったな〜
作り過ぎて残っちゃいましたので、次の日カツ鍋になりました。
 後は炊き込みご飯の準備をして、早速 乾杯でいただきま〜す。
 いや〜 話し込んでたら写真を撮るのをしっかり忘れてしまいました、よって他の画像なしです。
 呑んでヨッパになり無理だったという方もいましたが定かでありません、ごめんです。


 竹の子炊き込みご飯もばっちり良く出来、朝の味噌汁も贅沢に具の竹の子いっぱいでしたよ。
 翌朝、すっきり目覚め場内を散歩、朝食を食べだらだらと歓談しているうちなぜかカップの中には焼酎が入って
いました、なぜかな〜?なんてとぼけてましたがハタケおじさんもお顔がピンクになっていらっしゃる、コバちゃん
また難儀かけます。
 結局お昼近くまで過ごし、キャンプ場を後にして近くの大沼を散策、その後蒸ノ湯に・・・・

天気も良く露天風呂に入ろうかということになり、八幡平は藤七温泉へ 雪渓が残る標高1,400mの露天風呂にゆっくり、まったりつかり極楽じゃ〜


 
今回の 焼山 竹の子ハイキング の〆は温泉でした。 毎年 恒例にしようとの声が上がりましたよ全員で。
  おしまい  チャン チャン
 

 

親父たちの 乳頭山 登山 2010年7月4日  

 十年以上も前から野山で焚き火を囲み酒宴を楽しんできた仲間の親父達、野山への関心が登山に変わり皆でどっかに登ろうかと言い出して三年目、やっと乳頭山に登ることに。

 事の起こりはカズサである、ネットでザックをゲットしたそれも五十リットルもの大型である、ザックを手にしたからには登らねばならない、オイラとコバちゃんは以前から暇さえあれば近くの山々へソロかペアで足を運んでいたが、他のメンバーは登山らしい登山は去年の栗駒山へ二十数年ぶりで登ったハタケおじさん以外、子供たちが小学生の時に親子レクレーションで登った秋田駒ケ岳以来のはずだ。

 コバちゃんとどこに登ろうかと相談、登りのコースタイムで二時間から三時間位が妥当じゃないか、すると真昼岳、栗駒山、駒ケ岳、森吉山、そしてオイラまだ登ったことがない乳頭山、いや〜乳頭に登ってみたい、稜線から先日登った大深岳や八幡平を眺めたいとコバちゃんに言うと、登り三時間位でちょうど良いかもとのことだった、登山コースはカシミールで検索して黒湯コースに決まった。

早速、メンバーに連絡して七月四日に決定、集合時間を少々早めの五時とした、その時間設定はここ毎週の山行で決まって夕方近くに雷を伴う激しい夕立にあっていた、その為四時前には下山したかったのだ。

 いよいよ当日、遠足に行く子供達のようにコバハウスへ全員がにこにこ顔で集まり出発、車内ではカズサの装備や服装、またこの日の為の自主トレーニングの話で盛り上がりながらひたすら田沢湖高原の黒湯コース登山口を目指した。

黒湯温泉駐車場へ六時過ぎに到着、早速靴を履き替えてザックの中身を点検し使用前の記念写真に納まり、オイラもまだ見ぬ乳頭山の山頂へはやる心をじっと抑えて、いざ念願の全員登山開始である。

いざ 乳頭山へ

出発前です

まだまだ元気な親父たち

黒湯温泉を横目に最初は沢なりに平坦な道を進む、ペースメーカーはコバちゃんでオイラがしんがり、コバちゃんらしい実にゆったりとした歩調で周りの木々を楽しみながら、また、軽快におしゃべりをしながら進んでいった。

 

湯っこです

歩き始めて十五分もするころ一本松沢に掛かる橋を渡ったあたりから徐々に傾斜が出てきたがまだまだ元気な親父たち、温泉宿跡に着き自噴する湯を引いた露天風呂にカトウが手を入れて「お〜 ちょっと熱っちいが入れるぞ〜」などとはしゃいでまたまた写真撮影。

温泉宿跡を後にした頃からやっと登山らしくなり傾斜も徐々に増してきた、そのまま進むと更に傾斜がきつくなり丸太階段が現れた、「わ〜 階段すぎでね〜〜」などと前が見えないしんがりオイラがのたまわったが、先頭のコバちゃん「この先ずっと階段だでぇ〜ほれ見でみれ」と、目線を足元からちょっと横にそれ上を見てみると、ず〜っと先まで丸太階段・・・・・

 

ず〜っと階段 これ空まで続くべが?

ひぇ〜 多少曲がりくねってはいるが空に突き抜けるがごとくずっと先まで丸太階段ではないか、それも歩幅の合わない右足で蹴上がればずっと右足、右足が疲れてきたら足を入れ替えて左足、オイラの一番嫌な登山道が続いていた。

 さすがにきつくなった親父たち、ものもしゃべねで黙々と登っていく、その姿をコバちゃんが一人先行し親父たちの苦痛の顔をパチリと写真に収めようとする、そのときだけ笑顔でピースサインする親父達、さっきまでテンションの高かったカズサや、特にハタケおじさんは前夜の飲み会で丸の内をぷらぷら徘徊していたらしくしかめっ面、皆 は〜は〜と息があがり、「ちょっと休憩〜〜」の声が飛ぶ、余裕ぶっこいていたのはカトウぐらい。

 こうでなくっちゃ 親父たちの乳頭登山 ではないじゃないか、と自分のことは棚に上げ心の中でニマニマしているオイラだった。ハハハハ〜

 休憩で尻に根が生える前に再び丸太階段に挑む親父たち、しかし行けども行けども丸太階段との死闘は続いたが、樹林帯から低木帯へ移る頃から視界が開け眼下に田沢湖、南を見れば秋田駒ケ岳、笊森が見え始め一気にテンションが高くなり、足元の山野草やお花をめでる余裕も出てきて、それとなく草花の説明をしながらペースを考え息を整えさせているコバちゃん(そこまで考えてなかったか?)さすがです。

 しかし、まだまだ空に突き抜けるかのごとき(しつこい)丸太階段は続くのであった、が「階段を登りきったら大休止だ〜」と誰もが思い頑張る親父たちであった。

 ようやく階段地獄が終わり大休止、行動食をぽりぽり、水分もしっかり補給しているところへ後続の夫婦が登ってきてご挨拶、聞くところによると数日前から東北の山を登り歩いているそうで、かなりのベテランらしく服装や、スパッツに眼が行きながら「どごのメーカーだべ」と思いながらタバコをふかし懇談していた、奥さんはよく話しをするのに対して、ご主人はほとんど話さずただじ〜っと山頂方向を見ていたのが印象に残った。

大休止 やっと階段終わった〜

お〜 駒ケ岳

 夫婦に先を譲り我々も後に続いた、そこからは視界も開け八幡平方面や岩手山、西に河童の頭のような大白森・小白森の湿原帯などを眺めつつ山登りで最も楽しい稜線歩き、休憩で元気になった親父たちはおしゃべりに花を咲かせて順調に足を運び田代平山荘への分岐に差し掛かった。

田代平との分岐点 山頂が見えたぞ〜

そこからは目指す山頂も見え始め歩きやすい木道を歩きながら周りのニッコーキスゲなどを写真に収めたりしていると、ハタケおじさんが「わ〜 やっぱり名前のように乳頭だ〜 」と山頂を見て言うので「じゃあ乳首を舐めでみるが?、俺こっちから写真とるがら」と木道に立ってもらい横を向いて舌を出したところをちょうど山頂の先端に合わせてパチリと撮ったら見事に乳首の先っちょをぺろり ハハハハ・・・・見事に成功でした、山の神様ごめんなさいです。

ニッコウキスゲ 乳首をぺろり
チングルマのわた毛  
  もうすぐ頂上
そんなこんなでさっきのきつい階段登りも忘れるくらい楽しい登りで、一歩ごとに近づいてくる山頂を目指しがんばる親父達であった。

   

 

そしていよいよ山頂直下へたどり着いた、ここまでコースタイム通りの三時間 さすがはコバちゃんである。

そこからさっそく山頂へ足を運び三角点へタッチ、午前九時二十分頃着。

 天候にも恵まれ遠くの山々も全て眺められ、鳥海山や森吉山、近くはもちろん秋田駒ヶ岳、岩手山・・・期待通りの360度の大展望でみんな大満足し早速記念撮影をワイワイ言いながらそれぞれのカメラにそれぞれのポーズで納めた。

極めつけはカズサで乳頭山の看板や剱を持ちポーズ、それをシャメで撮り娘に転送をしてご満悦、皆十分に景色を堪能し下山の開始となった。

頂上だぜぃ カズサ ご満悦

お昼にはまだ早いと言うことで田代平山荘まで降りて食事しようとなり、また景色を眺めながらの楽しい稜線歩きを堪能しつつ下山したのだが・・・ハタケおじさんへの悲劇が待っていようとは。(ははは・・・ご期待ください)

昼ご飯は山で最も楽しいひとときで、今回コバちゃんよりおかずをまかされていたオイラは簡単にできて美味しいものそれは、野菜と豚バラ・豚トロ蒸し、ポン酢でいただきましょうでした、もやし、キャベツ、タマネギ等の野菜の間に豚バラ・豚トロをはさみコッヘルで蒸し上げ、ポン酢たれで食べる、うん・・美味いとなるわけである。

カトウもラーメンを作り、またコバちゃんの漬け物やハタケおじさん得意のサラミ及び乾きつまみ等々をビールで乾杯である、美味くて楽しく無いわけがないのである・・・・が、山荘の回りはヤブ蚊のたまり場でもあった、オイラは虫さされに強いほうで蚊も寄ってこないたちなのでなんともなかったが、皆さんは「あっ 刺されだ、あっ こっちもだ〜」とかゆいかゆいとポリポリ、悲惨なのはハタケおじさんで昨夜の丸の内プラプラ徘徊の余韻でまだ体内にアルコールが残って入いためか集中的に蚊が集まり、耳の陰、まぶたの上を刺されすぐに腫れてきて顔がぼこぼこ状態、笑いたいけど可哀想で笑えない。

田代平山荘の脇で昼食 きゃ〜で

すぐ薬を付けて対処したが、本人はもう開き直り「まず喰うべ〜、ビールが美味い・・・あ〜 きゃでぁ ゴクリ あ〜きゃ」といった状態だったが満足・満足の完食でした。

 

田代平湿原

お腹も満ちて一服した後、本格的な下山を開始、まずは下山ルート選考で時間も余裕有るからと蟹場温泉ルートに決まり、十一時半頃田代平の湿原帯を楽しみながらゆっくり下山したのであった。

 

このルートは乳頭温泉側からでは最も距離のあるコースで緩い傾斜がす〜っと続き、樹林帯へ入ると太いブナ林を散策するような快適な登山道であった、それでも朝から歩きっぱなしである、そろそろ足にくる頃と懸念していたが誰一人として「足いでぐなってきた」と言う者もいなかった、さすがペースメーカーコバちゃん・・・(褒め過ぎかな?)

 

無事下山

無事に蟹場温泉登山口に下山、車の置いてある黒湯登山口下へたどり着き、駐車場へ最後の登り、「あ〜 こえ〜でぇ〜 足痛でぐなってきた」と誰かが言っていた気がする。

 

車に着き、さてと後は温泉だ〜 とざぶんと入り汗を流しゆっくりと体をほぐし風呂から上げってからいっぷくしている三時過ぎ、急に山が暗くなりゴロゴロと雷様が・・・そのうち猛烈などしゃ降りが、「あ〜やっぱり出発を一時間早めていがったな」と思ったしだいです、ソロも楽しいが、仲間でワイワイ登山も楽しいものですね、又行こうぜぃ。

  チャン・チャン            

思い出の 乳頭山 登山記でした。

 

 

 

 

9月27日

わ〜い・奥森吉高原

 先日の土曜日に大館に出張がありまして、帰り森吉町を走行中なぜかハンドルが左に回転し、気が付けば 奥森吉高原 に向かって走行しておりました???

仕方が無いので?次回の下見をしてまいりましたので御報告いたします。

キャンプサイト


入り口から・・・この奥に炊事等がもう一箇所あります。]

 

奥森吉親子キャンプ場

全て車乗り入れのオートキャンプ場(ある意味我会のサイトじゃ無いネ!野宿が一番 )

芝の管理が今一ですが無料ですので 許してさしあげます・・・何様ジャ〜

炊事棟 すんごく奇麗でした。

トイレ

いくら無料と言っても、あまりに設備が良すぎて今後の活動でのサイト選びに支障をきたす恐れがある為、もっと野生的な野宿サイトとして以前 織田慶太・高橋響と同行したサイトも紹介します。

ここは高原の各施設への水道水の取水個所で立川の源流部です、勿論岩魚も生息しています。ただし禁漁期間に入りました。オンタ教頭としては、沢音の子守唄がいいんすがワイルド過ぎるかも??

 
時間もあまり無かったんですが、やはり桃洞沢が気にかかり、片道1時間の行程を1.5時間で駆け抜けて往復してまいりました、周りの景色は次回にゆっくり見ようと思いましたが最低限の写真を紹介します。

こんなブナ林を約40分グリーンシャワーを浴びながら歩きます。


 


赤水沢との合流地点
ちょっと下流左より流入しています。これより滝まで約20分ナメ沢の始まり

渓が開け本当に気持ちいい〜

水深10cmくらいです。
紅葉でしたら最高でしょうね〜

ちょっと水が多すぎましたが、やはり迫力?

ありましたね〜・・興奮?しましたね〜

桃洞の滝は次回のお楽しみぃ〜!!

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