一休みしていると、途端に空が真っ暗になり、もの数分で物凄い土砂降りになりました。激しい雨と落雷。シンガポールは熱帯気候なので時折こういうスコールがあるそうです。通常すぐにやむそうなのですが…。この日に限ってはまったくもってやむ気配がありませんでした。外に出るだけでもかなり危なそうな天気…。それでもナイトサファリはシンガポールにきたら是非行きたかったポイントだけに、ここで諦めるのも諦めきれず、とりあえずホテルでタクシーを拾ってナイトサファリへと向かいました。シンガポールはタクシー料金が非常に安く、初乗り料金はSGD 2.40で、日本円にして160円くらい。さらに1kmを超えてからは225m毎に10セント=7円弱しかかかりません。ナイトサファリへは20km弱くらいですから、SGD 20.00よりかかることはほとんどないようです。
出発したのが7時前。ナイトサファリへは30分程度という情報を得ていたのでこんなものかな、で出発したのですが、折からのスコールの影響か高速道路が大渋滞。ほとんど進まずのろのろ運転。さらには運転手が尿意を催すという大アクシデント…。どうにか運転手も漏らさず、約1時間半後の8時20分にようやくナイトサファリに到着しました。
ナイトサファリはシンガポール動物園の横に作られた夜限定でオープンするという変わった動物園で、夜行性の動物が元気に動くさまをすぐ脇の遊歩道を歩いて観察したり、小型のバスのようなトラムと呼ばれる乗り物に乗って解説を聞きながら周回することが出来ます。トラムが大体一周45分くらい。トラムしか通れないルート、歩いてしか通れないルートがあるので、全部回るには歩き回ってトラムに乗って…とかなり大忙しです。到着した時点で雨は上がっていたのでとりあえずは歩いて散策。一番最初に見たのはマレー虎。ガラス一枚越しに虎が寝そべっていてかなりの迫力です。フラッシュ撮影が厳禁なので写真はぼけぼけ。ほとんど撮りませんでした。
写真もほとんどないのでなかなか伝わりにくいと思いますが、当然動物と遊歩道の間には柵があるのですが、その柵を堀や植え込みでうまく隠してあって、動物と同じレベルに自分がいるような錯覚を起こしてくれます。トラムも日本語トラムが何便か出ているので、入り口付近で予約をすれば乗ることが出来ます。たどたどしい現地人の日本語でしたが、かなり楽しめました。ただし帰りは24時過ぎと、かなり遅くなるので次の日の予定が早い場合には大変かもしれません。自分たちが着いた時点で引き返してくる日本人の団体観光客がいましたが、あの短時間ではあまり楽しめないし、やっぱりこういうところにきたら自由行動が一番だなーと感じました。その分苦労も多いですけどね。英語喋れないから。
帰りのタクシーは道がすいていて20分くらいでホテルまで帰れてしまいました。料金もSGD 17.00位ですみました。