ねつに伴う症状は?
ねつについての注意点
- 体温は一日の内で朝低く、夕方に高いことが多く、0.7℃くらいも違います。平熱を知っておくことが大事で、人によっては37.5℃位まで平熱のことがあります。熱の高さと病気の重さとはあまり関係がありません。それより何日も続く方が心配なことがあります。
- 発熱だけで脳に障害をおこすことはまずありません。
- 解熱剤は一時的に熱を下げ、全身状態を改善し、水分や栄養、睡眠をとりやすくするだけで病気自体を治すものではないので病気が治っていないうちはまた熱がでるのは当然のことです。
- ウィルス疾患は原則として本人の免疫の力で治るもので、時期が来ないと熱は下がりません。(抗生物質は細菌感染を合併した時しか効きません)
- 夜間急に熱がでた場合に無理して病院へいくよりふだんから解熱剤程度は家庭薬として用意して置き、まずはそれを使用して翌日かかりつけの小児科へ行くようにした方がよいでしょう。ただし熱が下がってもひどく調子が悪いときはすぐ受診して下さい。
- 解熱剤の使用方法:乳児では38.5℃、幼児では38.0℃以上を目安に元気や食欲がない時に使用します。熱性けいれんを起こしたことのあるお子さんは37.5-38.0℃で使用しても良いでしょう。使用間隔は5-6時間はあけて一日4回くらいまでが目安ですが3日間以上続く場合やもっと短時間で発熱を繰り返す場合は違う種類の坐薬や飲み薬と交互に使うと薬の副作用が少なくなります。汗でぬれた下着を替えたり、氷枕などで冷やしたり、水分を十分にとることも大事です。発熱時はふとんの掛けすぎ、厚着のさせすぎは熱が発散できません。お子さんが快適なようにしてあげて下さい。
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