参考書籍跳躍力 UP 集中トレーニング プライオメトリクス ジャンプアタック Training Contents1.ジャンプという動作2.トレーニングの準備 3.強化する筋肉 4.計画を立てる 5.トレーニング内容 6.食事について 7.プロテイン |
6. 食事について
栄養摂取の基本は食事です。十分な栄養を摂取しなければ筋肉を増強させられません。食事もトレーニングの一貫です。
皆さんは、小学校で習った『5大栄養素』と聞いて、すぐに答えられますか? たんぱく質,炭水化物,脂質,ビタミン,ミネラル(無機質)の5つの栄養素を5大栄養素といいましたよね。 以下にそれぞれの栄養素を少しだけ、説明させていただきます。 たんぱく質(Protein) 筋肉、肌、髪の毛、爪などはたんぱく質でできています。 水分を除くと人間の70〜80パーセントはたんぱく質からですので、アスリートのみならず、たんぱく質を摂取しなければ、体を形成することはできません。 たんぱく質は卵、牛乳、肉、大豆などに多く含まれています。 たんぱく質は「アミノ酸」の分子の集合体です。アミノ酸は1分子では『アミノ酸』、2分子以上で『ペプチド』、100分子以上集まると『たんぱく質』と呼ばれます。 この3種類の違いは、吸収速度です。 最も時間がかかるのは、たんぱく質です。分子が多数集まってできているため分解してからでないと体に吸収されませんので、吸収には時間がかかります。 最も吸収が早いのは『ペプチド』です。摂取する時点でアミノ酸レベルまで分解されていると、かえって吸収が遅くなるようです。 炭水化物(Carbohydrate) 体のエネルギーになる栄養素です。ご飯やパン、麺類など、主食として摂取しているので、普通に食生活を送る分には炭水化物が不足することは、あまりないと思います。 炭水化物は、たんぱく質と同様、トレーニングの後に摂取すると特に効果的です。トレーニング後にたんぱく質を摂ると、筋肉内のグリコーゲンが早く回復し、体の回復も 早くなります。さらにたんぱく質と一緒にトレーニング後に摂ると、炭水化物だけを取ったときよりインスリンが分泌されるそうです。インスリンが多いと、より多くの栄養が 体内で吸収されます。 脂質(Fat) 体内に蓄えられて、炭水化物と同様エネルギー源となる栄養素です。もう一つ重要な役割として、細胞膜や、ホルモンの原材料にもなります。 ダイエットする人などは脂肪分を摂取したがりませんが、全く摂らなければ筋肉は大きくできません。 脂肪にも大きく2種類あります。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。 飽和脂肪酸は、エネルギーとして使われる以外に良い役割はありません。不飽和脂肪酸は、細胞膜の原料となったりコレステロールを下げたり男性ホルモンを 生成する役割もあります。 ビタミン(Vitamin) ビタミンは微小な成分ですが重要な栄養素で、体内の酵素を助ける役割があります。(ビタミンは種類や役割などが多いのでここでは詳細は説明しません。) ミネラル(Mineral) ミネラルは、ビタミン同様に体の働きに影響を及ぼします。また、体の細胞の部品にもなります。骨を作るカルシウムもその1種です。 これらの栄養素を適切に摂取しなければ、トレーニングでせっかく筋肉を鍛ても十分な成果を得ることができません。 基本としては、5大栄養素をしっかり摂取できるような食事を意識しましょう。 食事の頻度 大半の皆さんは1日3食だと思いますが。トレーニング期間中は食事の頻度をなるべく増やしましょう。 理想は、1食あたりの量を減らして、1日6食、2〜3時間くらいの間隔で食事を摂るのがいいそうです。 現実的には、かなり難しいですが。そこまで増やさずとも、10時や午後3時などの休憩時間に小腹を満たすことができれば、 理想に近い摂り方になるでしょう。 そんなに食べたら太らないか? 大丈夫です。むしろ、食事の回数を減らすことは、体が栄養を体に蓄えようとして、脂肪が付きやすい体になってしまいます。 朝食を抜く人がよくいますが、なるべく避けたほうが良いでしょう。2食より3食、3食よりは4食、というように食事の頻度は可能な限り増やすことが望ましいでしょう。 |
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