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素晴らしきローカル紀行

                                                           
所沢航空公園’13(番外編)
開催日2013.3.23(土)
場所埼玉県所沢市
概要現存する飛行可能な唯一のゼロ戦五二型がアメリカ(Planes of Fame Air Museum)から日本に来ることになったので見学に行きました。 正式名称は零式(れいしき)艦上戦闘機五二型。私は戦争反対ですが、 子供の頃機械に興味を持つと自然と飛行機とかにも興味が出てきました。マニアではないですが、 ゼロ戦は特別な感じがします。我々の現在の生活が多くの犠牲の上に成り立っていることを忘れては いけないと思います。BMXサイトなので微妙にBMX情報もあります。
13年3月31日まで公開でしたが、この後8月まで延長されたようです。ゼロ戦の外観です。屋外展示の方が良さそうですが雨を心配しなくて良いです。
後方からの外観。墜落機の復元ではなく飛行場内の機体が米軍によって確保されました。尾翼番号
61-120番。
1943年5月に
中島飛行機小泉
製作所(群馬県)
で製造された。
61は第261航空隊。
排気管が後方に向けられているのは推進力を得るためだそうです。栄エンジンは空冷14気筒だと思いますが エンジンカバー周りの排気管は左右合計
10箇所しかないようです。
左主翼です。
左は20mm機銃
だと思いますが、
右はピトー管です。 日の丸が見えない正面からでも敵味方が区別できるように主翼前方の一部が黄色になっています。
ピトー管です。速度を計測します。主翼桁部には
超々ジュラルミン
(A7075)が使用されています。
BMXのペグや
バーエンドにも
使用されています。
因みにジュラルミン(A2017)、
超ジュラルミン
(A2024)です。
三菱重工業所蔵の超々ジュラルミン。尾輪。確かこの尾輪の操舵機構が「足こぎ車椅子」に応用されました。開発した方がゼロ戦の メカニズムの本を所有しており、そこからヒントを得たようです。
尾翼。(恐らく)ジュラルミン製の外板がリベット止めされています。従来はボルト固定だったのですが、空気抵抗を減らす ためにリベット止めにしました尾翼の一部拡大。
一部ボルト止め
されています。
新しく見えるので
交換されたのか、
もともと部分的に
ボルト締めなのか
はわかりません。
燃料系統図。増設槽(増槽タンク)があり、航続距離を延ばせますが、燃料がなくなったりスピードを上げる時は 切り離し軽くすることができたようです。65ガロン、オクタン価100以上と記載されています。
後から記載されたものと思われます。
この線は無線用です。昔プラモの本で、ライターでランナーをあぶって両手で引っ張り、糸状にした物をこの線 に使うというのを見た記憶があります。『下方支持金具』の図面。溶接してつくる組立て部品のようですが、溶接記号というものはなく、溶接箇所が肉盛りされたような形 で表現されているようです。
『燃料排出孔』の図面。部品に対する飛行方向が図示されています。「寸法指示ナキ箇所ハ現図ニ依ル」という記載があります。尾輪を構成する金具の図面のようです。
尾輪を構成する金具の図面の一部を拡大したもの。粗さ記号(三角3つ)、リーマーで仕上げる指示が記載されています。零式艦上戦闘機の振動試験結果資料。
ゼロ戦設計者である堀越二郎が戦後母校である東大に提出した博士論文。テーマは昇降舵の制御。着陸時に使用する主脚。ちょっと新しく見えるので、交換してるのでしょうか?
主脚を格納した時に蓋になる部分。2本の排気管も見えます。ゼロ戦の計器板。
二一型等の物で
一部レプリカ。