キューバ 歴史と革命
 
これだけの内容と分量なのに、グーグルではまったくヒットしません。見出し語もたくさんつけましたが、グーグルは探してくれません。そこで題名をいかにもグーグル好みに
変更しました。この餌ならうまく引っかかってくれるかな?
2011.5

このページはキューバ年表をもとに読み物風に仕上げたものです.もともと,キューバ大使の講演会を開いたときに,キューバ紹介の一環としてつづったものを,その後ヒマにまかせて膨らませていったらこんなになりました.多々誤りもあろうかと思いますので,どうぞご指摘のほどお願いします.なお文章はとりあえず1998年11月現在のものです.今後,内容の変更をする場合もあるかもしれません.ご了承ください.


大変申し訳ありませんでした.このページから各章へのリンクが切れていました.e-mail  いただいて分かりました.9月の改修の際,やってしまったようです.

最近見ていなかったので,あらためて気がつきしたが,段落が狭く見にくいようです.テキストファイルをフロントページ・エクスプレスに落としたのをそのままアップロードしたためです.

これから直します.70年代以降がまったくないと言うのも,やはりさびしいものです.とくに89年から95年のあいだの激変は,歴史的評価は別として,文章化すべきだろうと思います.出来れば試してみたいと思います.

1999.10.09 


写真を入れてみました.タグというものがちっとも分からないので,みっともない仕上がりですが,いずれ誰かに教えてもらってこぎれいにしたいと思います.

2000.3  


目次

第一部 二つの独立戦争
第1章 独立戦争前史
A.キューバの征服,そして再生                        (2頁)
  (1)キューバ征服
    ・コロンブスのキューバ発見 ・アトゥエイの抵抗 ・空白の百年とハバナ
       ・海賊との闘い
  (2)停滞からの脱出と反抗への芽生え                    (4頁)
        ・タバコ栽培業者の反乱 ・ジェンキンスの耳戦争 ・七年戦争とハバナ占領
       ・ハイチ独立戦争の影響
B.抵抗から独立へ
  (1)独立への模索                            (7頁)
    ・独立を目指す動き ・独立なき経済改革 ・経済発展と階級分化
  (2)米国の南方進出                            (9頁)
    ・モンロー宣言と「熟れたリンゴ」 ・明白な運命
  (3)併合主義者による運動                        (10頁)
       ・ハバナ・クラブとロペスの策動 ・ロペスとキットマン
      ・併合主義がもたらしたもの      ・併合主義の歴史的評価
    (4)独立戦争前夜                            (12頁)
    ・南北戦争と国際情勢 ・最初の生産恐慌 ・レルスンディの反動政治
       ・アギレーラの陰謀
第二章 第一次独立戦争
A.独立戦争の開始
  (1)オリエンテが蜂起した                        (15頁)
    ・セスペデスと「ヤラの叫び」 ・アントニオ・マセオの登場
       ・マキシモ・ゴメスの戦闘参加
  (2)反乱軍政府の成立                          (16頁)
    ・バヤモ攻防戦 ・ハバナでの恐怖政治 ・グアイマロ議会 
B.十年戦争の展開
  (1)内部矛盾の拡大とスペイン軍の逆襲                  (18頁)
        ・反乱軍保守派の主導権獲得 ・セスペデス大統領,議会と対立
       ・総督府,反乱終結を宣言    ・ゴメス指揮の反乱軍の反撃
  (2)西部進攻作戦                            (20頁)
       ・セスペデスの失脚 ・ビルヒニウス号事件 ・グアシマスの会戦
      ・西部進攻作戦の顛末
C.十年戦争の終結
  (1)サンホン協定                            (21頁)
    ・カンポス将軍の戦略 ・反乱軍の解体 ・バラグアの抗議とマセオの闘い
  (2)小戦争:今一度独立を                        (23頁)
    ・ニューヨーク亡命者の動き ・小戦争の敗北
第三章 第二次独立戦争
A.独立運動の再生
  (1)十年戦争後の社会変化                        (25頁)
       ・奴隷解放と米国資本の進出 ・キューバ労働運動のあけぼの 
  (2)ホセ・マルティの歩み                        (26頁)
    ・ホセと十年戦争 ・ホセの十年戦争総括 ・親米路線との訣別
  (3)キューバ革命党の結成へ                       (27頁)
      ・84年運動の失敗 ・キューバ独立を目指す党の創設
     ・北の巨人との対決:革命党の思想       ・マセオのキューバ入りと追放
B.第二次独立戦争
  (1)開戦に向けて                            (29頁)
    ・武装蜂起の準備 ・フェルナンディナ作戦 ・バイレの叫びと反乱開始 
  (2)反乱軍の全土展開                          (30頁)
    ・ホセ,ゴメス,マセオの上陸 ・早すぎたホセ・マルティの戦死
       ・マセオの本土縦断作戦       ・ヤヤ議会とレフォルマ作戦
  (3)米国の介入と戦争終結                        (32頁)
      ・メイン号を忘れるな ・大義なき米西戦争 ・米国による占領状態への移行 

 

第二部 キューバ革命への道
第一章 1933年革命
A.将軍達の政治と米国の干渉            
  (1)米国支配の確立とエストラーダ政権                  (36頁)
    ・プラット憲法修正条項 ・エストラーダ政権の成立
       ・米国による第一次占領
  (2)ゴメスとメノカルの腐敗政治                     (37頁)
    ・有色人種党の反乱 ・第二次米軍干渉 ・米国資本への完全屈服
B.マチャド独裁の時代
  (1)人民運動の高揚                           (39頁)
    ・学生・知識人の改革運動  ・キューバ共産党の創設
  (2)マチャド独裁とのたたかい                      (40頁)
        ・マチャドの大統領当選    ・マチャドによる人民弾圧
       ・1930年の闘争        ・コミンテルンと共産党
C.33年革命とグラウ=ギテラス政権
  (1)マチャド政権の崩壊                         (42頁)
    ・「善隣外交」の開始とキューバ ・ゼネストからマチャド退陣へ
  (2)「軍曹の反乱」とグラウ政権の成立                  (43頁)
        ・バチスタ軍曹のクーデター ・グラウ=ギテラス政権の成立
       ・ウェルズの新政府転覆策動 ・ウェルズとバチスタの同盟
  (3)グラウ=ギテラス政権の崩壊                     (45頁)
    ・政権内部の矛盾 ・グラウ辞任とバチスタの実権掌握
       ・33年革命,その後
第二章 真正党の腐敗政治
A.バチスタ支配の十年
  (1)この章の背景                            (48頁)
  (2)権力のトップへ登り詰めるバチスタ                  (48頁)
        ・新米玖協定の成立           ・バチスタ・真正党・共産党の鼎立
       ・人民戦線への模索とバチスタの思惑 
  (3)バチスタの没落                           (50頁)
        ・バチスタ=共産党連合の敗北 ・共産党の躍進と偏向
       ・ブラウダー主義の誤り
  (4)真正党政権の成立と腐敗                       (51頁)
        ・真正党政権とトロツキスト   ・冷戦開始と反共の嵐
       ・三つの階級と政党           ・チバスとオルトドクソ党
B.カストロの歴史への登場
  (1)ボンチェスの暴力支配                        (54頁)
        ・ボンチェスとはなにか ・三大暴力集団の形成 
       ・ボンチェス間の党派闘争の激化
  (2)カストロの登場                           (55頁)
        ・カストロ,ドミニカ進攻作戦に参加 ・ボゴタソとフィデル
       ・バス運賃値上げ反対闘争           ・青年期のフィデルをどう見るか
第三章 バチスタ独裁と人民の抵抗
A.バチスタのクーデター
  (1)チバスの死とオルトドクソの躍進                   (58頁)
    ・グラウからプリオへ         ・グラウを上回るプリオの腐敗
       ・国家財政の破綻と米国の干渉 ・チバスの衝撃的自殺
  (2)バチスタ,クーデターを敢行                     (59頁)
    ・52年3月10日 ・MSA協定の意味 ・新政権に対する各党の態度
B.モンカダ兵営襲撃事件
  (1)クーデターとカストロらの抗議運動                  (61頁)
    ・カストロのバチスタ告発      ・アベル・グループの活動
       ・MNRの反バチスタ計画
  (2)モンカダ襲撃とその失敗                       (62頁)
    ・サンチアゴ蜂起の準備        ・襲撃行動の経過
       ・バチスタ軍による捕虜虐殺    ・フィデル,グランピエドラへ
        ・フィデル,逮捕さる
  (3)裁判とピノス島への収監                       (65頁)
    ・歴史は私に無罪を宣告するだろう ・ピノス島のフィデル
       ・モンカダに対する評価
C.バチスタの恐怖支配と国民の抵抗
  (1)大統領選挙と野党勢力                        (66頁)
    ・50年代の経済・社会状況       ・反バチスタと親プリオのあいだ
       ・グアテマラ連帯キャンペーン    ・選挙による民主主義回復は不可能に
  (2)カストロの恩赦と国外亡命                      (69頁)
    ・バチスタ,カストロを恩赦 ・メキシコ亡命とM26の結成
第四章 ゲリラ,シエラ・マエストラに上陸
A.米国とメキシコでの進攻準備
  (1)革命的組織としてのM26                      (71頁)
    ・メキシコが革命派の拠点に ・フィデル,米国を遊説
  (2)国内闘争の高揚と衰退                        (72頁)
    ・「祖国の友」,市民的対話運動を開始 ・FEU再建と新たな闘争の高揚
       ・国内運動の衰退と弾圧強化
  (3)キューバ進攻に向けて                        (73頁)
    ・軍事訓練と資金活動       ・メキシコ秘密基地の摘発
       ・12月蜂起計画の決定     ・グランマ号の出発
B.ゲリラ上陸の顛末
  (1)シエラマエストラ根拠地の形成                    (75頁)
    ・サンチアゴ蜂起 ・部隊の再編成とゲリラ闘争の開始
  (2)フィデル健在なり!                         (76頁)
    ・オルトドクソの左展開 ・マシューズ記者,シエラに入る
C.M26が唯一の武装勢力に
  (1)大統領宮殿襲撃事件とDRの壊滅                   (78頁)
    ・空振りに終わった襲撃 ・コリンティア号の悲劇
  (2)M26の権威確立とシエラマエストラ宣言               (79頁)
    ・ウベロの闘いと支配区の確立 ・シエラマエストラ宣言
       ・「宣言」へのパイスの疑問
第五章 4月ゼネストとシエラ攻防戦
A.市民的抵抗の増大
  (1)全土に広がる反バチスタ闘争                     (81頁)
    ・パイス虐殺と全国抗議行動     ・シエンフエゴスの反乱
       ・反乱の拡大とM26の伸張     ・エスカンブライ戦線の形成
  (2)キューバ解放委員会とM26,そしてフィデル             (83頁)
    ・プリオによる解放委員会結成   ・カストロ,マイアミ協定を拒否
       ・PSPの姿勢に変化
B.四月ゼネストへ
  (1)57年暮れから58年初めにかけての政治状況             (84頁)
    ・亡命者の反バチスタ活動       ・米国内運動とゲリラ闘争との連携強化
  (2)バチスタの変身と情勢の緊迫                     (86頁)
    ・選挙のポーズとタンキスタの横車 ・M26,ゼネストを提起
  (3)ゼネスト決行と敗北                         (87頁)
    ・ゼネスト計画の暴走           ・ゼネストとその惨敗
       ・ゼネスト総括をめぐるシェラ派と平原派の対立
C.シエラ・マエストラ攻防戦
  (1)シエラ侵入開始                           (89頁)
    ・全戦線のカストロへの一元化   ・「フィデルの最期」作戦
       ・政府軍,怒涛の進撃           ・サントドミンゴとヒグエの戦闘
  (2)フィデル,シエラ確保に成功                     (91頁)
    ・ゲリラのあいつぐ勝利         ・ラウルの米国人人質事件
       ・事件へのフィデルと米国の対応
第六章 最終攻勢とバチスタ独裁の崩壊
A.シエラ攻防戦後の政治路線と軍事戦略
  (1)カストロの新路線                          (93頁)
    ・カラカス宣言で全政治勢力を結集 ・攻防戦後の軍事的力関係の変化
       ・全土武力解放と軍解体の戦略確定    ・ゲバラとカミロ,西へ
  (2)昏迷を深める支配層                         (95頁)
    ・茶番と化した大統領選挙 ・M26の農地改革法
  (3)最終攻勢への準備                          (96頁)
    ・ゲバラ,エスカンブライに到着 ・カミロ,ラスビリャス北部に戦線を開く
B.バチスタ政権の最期
  (1)フィデル,最終攻勢を開始                      (97頁)
    ・ホセマルティ名称東部第一戦線 ・ギサ兵営の包囲戦
       ・サンチアゴ包囲網の完成
  (2)バチスタ退陣の目論見                        (99頁)
    ・ポーリー特使の退陣勧告 ・スミスとタベルニーリャの陰謀
  (3)サンタクララの決戦                        (100頁)
    ・ゲバラ,ラスビリャスへ進出     ・サンタクララの蜂起
       ・政府軍,全面敗北               ・ヤグアハイの闘い
  (4)バチスタ辞任とカンティーヨの策動                 (102頁)
    ・カンティーヨ将軍の「友好訪問」 ・バチスタ,ドミニカへ

 

第三部 民族自決をもとめて:米国との対決
第一章 革命の急進化
A.革命の完了
  (1)反革命,最後の試み                        (104頁)
    ・カストロのゼネスト提起         ・ハバナ,暴動状態に
       ・サンチアゴ陥落                 ・まぼろしのバルキン政権
  (2)革命政権の成立へ                         (107頁)
    ・ゲバラ,市内の治安を回復       ・ウルティア政権の成立
       ・戦犯裁判と反米攻撃
  (3)フィデル,首相に                         (108頁)
    ・ミロ,首相の座をカストロに譲る ・カストロの経済政策
       ・家賃法と有産階級の反発         ・カストロの米国訪問
B.農地改革と政権の内部分裂
  (1)第一次農地改革                          (110頁)
    ・INRAの強硬姿勢             ・政権が真っ二つに
        ・フィデルとウルティアの対決
  (2)フィデル,旗幟を明確に                      (112頁)
    ・ドミニカとの対決    ・十月内閣改造とM26左派による権力の掌握
       ・PSPの公認
  (3)平原派との対決                          (114頁)
    ・マトスの反乱未遂事件 ・カストロとCTC幹部の公然たる対立
       ・社会主義志向の表面化
第二章 親ソ反米政策の展開
A.ソ連との接近
  (1)ミコヤンのキューバ訪問                      (116頁)
    ・米国からの自立は軍備の自立から ・米政府の反共アレルギー
       ・ソ連見本市
  (2)ソ連との関係強化                         (117頁)
    ・フセプランの発足軍事政権化     ・ラ・クーブル号事件
       ・ソ連=キューバ関係の確立
B.非難と報復措置の応酬
  (1)ソ連産原油輸入の顛末                       (119頁)
    ・精油会社の原油精製拒否 ・「アンデスをシエラマエストラに!」
       ・経過の小括と評価
  (2)フィデル,国連で大暴れ                      (120頁)
    ・OAS外相会議とハバナ宣言 ・フィデル,国連に乗り込む 
C.米玖断交と総動員態勢
  (1)思想・経済統制の強化                       (121頁)
    ・革命防衛委員会の成立   ・国家統制経済への移行
       ・識字運動キャンペーン
  (2)反革命活動の強化                         (123頁)
    ・山岳ゲリラの活発化     ・ピーターパン作戦
  (3)米玖,ついに断交                         (123頁)
    ・アイク,断交を声明     ・ケネディへの呼びかけ
第三章 ピッグス湾事件
A.キューバ敵視政策への転換
  (1)キューバ革命とCIA                       (125頁)
    ・CIAとM26との接触    ・革命成立とCIA
       ・マイアミの亡命者社会の成立
  (2)カストロ政権を転覆せよ                      (126頁)
    ・米政府の基本的立場の変化  ・CIA,キューバ転覆作戦を策定
B.プルータス作戦の展開
  (1)CIAを頂点とする巨大組織                    (127頁)
    ・ビッセルの全権掌握           ・侵攻部隊の組織
       ・ハバナでの反革命分子のリクルート 
  (2)秘密作戦の完成へ                         (129頁)
    ・グアテマラ政府の承認を受けた秘密基地
       ・グアテマラ若手将校による反乱 ・アイクからケネディへ
       ・各地での連帯の動き
  (3)作戦発動前の最後の詰め                      (131頁)
    ・キューバ革命評議会の結成     ・キューバへの相次ぐ挑発
       ・ケネディの逡巡
C.プラヤ・ヒロンの闘い
  (1)キューバ人民のたたかう決意                       (132頁)
    ・CIAによるキューバ空襲     ・「革命か死か」キューバの決意
       ・ピッグス湾あるいはプラヤ・ヒロン
  (2)侵攻部隊とキューバ軍の反撃                     (134頁)
    ・4月17日払暁               ・キューバ空軍,侵入艦隊を撃破
       ・プラヤ・ラルガの闘い      ・コバドンガのたたかい
       ・国連,もう一つの戦闘
  (3)キューバ人民,反革命軍を撃破                    (136頁)
    ・ケネディの心変わり           ・プラヤ・ヒロンの制圧
       ・カストロ,勝利を宣言
  (4)プラヤ・ヒロンの余波                      (137頁)
    ・ケネディの「敗北宣言」       ・CIAへの追及
第四章 後戻りできない改革
A.革命主体の再編成
  (1)M26左派とPSPとの関係                   (139頁)
    ・M26のPSPへの接近     ・革命統一組織(ORI)の結成
  (2)革命後のPSP                         (140頁)
    ・革命初期の右往左往         ・M26全面支持路線への転換
B.経済封鎖と「進歩のための同盟」
  (1)「急がば回れ」路線                       (141頁)
    ・中南米の政治的危機とケネディ ・経済援助とキューバ断交のセット
  (2)キューバ封鎖への第一歩                     (142頁)
    ・対キューバ全面禁輸の実施   ・OAS,キューバを除名
C.工業化計画の挫折
  (1)フセプランの展開                        (143頁)
    ・キューバ経済の三重苦       ・企業の国有化をどうとらえるか
        ・工業化4カ年計画の発足
  (2)「所得倍増計画」の破産                     (144頁) 
    ・プラヤ・ヒロン後の大風呂敷競争 ・工業化計画の破綻
第五章 マングース作戦とミサイル危機
A.プルータスからマングースへ
  (1)ケネディのイニシアチブ確保                   (147頁)
    ・ランスデール准将とマングース作戦 ・キューバ侵攻計画の再開 
  (2)マングース作戦の進展                      (148頁)
    ・キューバ,核ミサイルを受け入れ   ・プラスB計画の発動
       ・米国内における反キューバキャンペーン
B.マングース作戦からミサイル危機へ
  (1)米ソ挑発競争                          (149頁)
    ・中距離ミサイル,キューバへ ・火に油注いだフルシチョフ発言
       ・海上封鎖の開始
  (2)「ミサイル危機」の発生                     (151頁)
    ・中距離ミサイル基地の発見   ・米ソにらみ合いの開始
C.「世界を危機に陥れた10日間」
  (1)米,キューバ,ソ連三国の我慢比べ                (152頁)
    ・玉砕の決意を固めるキューバ ・ウ・タント国連事務総長の仲裁
       ・米軍機撃墜事件
  (2)米国,マングース作戦を断念                   (153頁)
    ・統合参謀本部の暴走とケネディの決断 ・カストロの怒り
       ・CIAの恨み
第六章 カストロ暗殺作戦
A.プルータス作戦と第一次暗殺計画
  (1)暗殺計画の策定                         (155頁)
    ・キング大佐の暗殺作戦     ・マフィアを含む暗殺チームの結成
       ・マフィアとランスキー     ・ギャングの世界における勢力の消長
  (2)カストロ暗殺チームの結成                    (157頁)
    ・ボツリヌス毒素入りカプセル ・毒薬カプセル,国内へ
B.ピッグス湾事件以後の一連の作戦
  (1)フィリップスの暗殺計画                     (158頁)
    ・パティー作戦とリボリオ作戦 ・ケネディ,暗殺計画を非難 
  (2)ハーベイの暗殺計画                       (159頁)
    ・CIAの生き残り策動と暗殺計画 ・カストロ,危機一髪
  (3)AM-LASH作戦                      (160頁)
    ・JMウェーブの解散       ・最後の作戦「AM-LASH」
       ・毒薬内蔵型ボールペン     ・その後のカストロ暗殺の試み
第七章 エピローグ
A.ミサイル危機後のケネディ
  (1)ケネディ戦略の展開とキューバ                  (163頁)
    ・直接侵攻のとりあえずの断念 ・米ソ「平和共存」と各個撃破政策
       ・キューバ封じ込め政策       ・作戦の国務省への一元化
       ・マフィアとの訣別 
  (2)CIA,隠密行動を強化                     (165頁)
    ・オペレーション40の組織   ・闇の帝国の形成
B.ケネディとCIAの角遂
  (1)ケネディ,武装集団に干渉                    (166頁)
    ・対ソ攻撃を禁止             ・ロバート・ケネディの介入
  (2)対抗から対決へ                         (167頁)
    ・CIA,独自作戦に移行     ・亡命者部隊への追い打ち   
C.未完に終わった新キューバ政策
  (1)ケネディ,ハト派に転換                     (168頁)
    ・CIA攻撃の背景           ・ハト派結集でCIAと対抗
  (2)カストロとの接近                        (169頁)
    ・キューバ政策変更の理由     ・アトウッドによる秘密交渉開始
  (3)ケネディ,ダラスに死す                     (169頁)
    ・ケネディの密使,フィデルと会見 ・11月22日,ダラス
D.暴露された暗殺計画
  (1)ウォーターゲート事件と暗殺計画                 (170頁)
    ・ロセリによる秘密漏洩       ・鉛管工グループの顔ぶれ
       ・議会,暗殺計画を追及
  (2)疑惑はCIAトップに                      (172頁)
    ・ヘルムズ元長官,証言席へ   ・キューバ側の反応
E.その後の若干の経過

文章の体裁を整えるにあたり,Amigo de Cuba の岡さんから貴重なご援助をいただきました.ありがとうございました.

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