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映画を見てから読んだ人が多いのだろうが、映画を見る前に読んだ方がもちろん面白いだろう。これはジョー・シンプソン(25歳)とサイモン・イェーツ(21歳)の二人が1985年にペルー・アンデスのワイワシュ山群のシウラ・グランデ(Siula Grande 6344m)西壁の初登攀に成功したあと下山時に次々と起こる事態を綴った実話である。まさしく欧米ならではの本で、パートナーを傷つけないという意識が働く日本では同じようなことが起きてもなかなかここまで書けないものだ。だが、登山中に出くわす真実とはこういう類のもので、2人のクライマーがお互いに見、感じたままを自分の言葉による文章で綴っているので、このとき自分だったらどういう判断をするだろうかと考えながら読み進むことができる。登頂後の下山時の骨折かららさまざまなことが起き始めるが、生きるために、生き抜くためにどういう判断をしていくか、人間に対する信頼、不審、絶望、そして希望が見せ場である。生き抜くために行う選択がお互いの心にどう響いてくるのか。最後まで一気に読んで、そして考えさせられる。ちなみに山野井泰史著の「垂直の記憶」のギャチュンカンの章はこの本の書式を踏襲したものである。登山のことは登山者本人が書いたものの方がやはり面白いと思わせる一冊である。もちろん登山や登攀の知識が必要にはなるが。映画は見てもしょうがないと思い、見なかったので何のコメントもできない。本を読むということ自体が頭の中にイメージを作り上げることだから、映画を見て読む方と多少違和感があるかもしれないし、感動は薄れるかもしれない。何の予備知識も持たずに読むことを勧めたい。

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