Explorer Spirit アルパインガイド 木本哲の世界 アルパインクライマー Satoshi Kimoto's World Big Wall Climbing
木本哲のホームページ“Explorer Spirit”へようこそ / Welcome to Kimoto Satoshi's website “Explorer Spirit” スクール 個人ガイド 机上講習
机上講習のご案内
Kimoto Satoshi Alpine Climbing School
山や川で遊んでいたせいか自然の中では何度か危険な思いをしたことがあります。そのせいか山登りを始めたときには、すでに危険のにおいをかぎ分けられるようになってはいたけど、危険の原因にまで思いが至ることはありませんでした。登山を始めたころは、山を登るということにのみ関心があり、山遊びをしていたときほどそこに存在する危険にあまり目を向けなかった気がします。
そんな危険に再び目を向けるようになったのは沢登りで経験した増水です。実害はありませんでしたが、山登りはそうした危険がある自然のフィールドで行うスポーツなのだと改めて認識させられました。子どものころから何度も経験していたことですが、大人になった僕は自然にはそんな危険が存在することをすっかり忘れてしまっていたようです。
でも考えてみれば自然がそう簡単に変わるわけはありません。その件をきっかけに、そんな危険にも目を向けるようになり、さまざまな文献をあさり、いつか遭遇するであろう危険に備えるようになりました。そんな知識と技術と経験と思索を積み重ねた結果、今では即座に危険の原因と予想される結果を把握させてくれるようになりました。
一見、山は歩けさえすれば誰でも登れるもののような気がします。歩くのは誰もが皆普段の生活の中で経験しているから、歩けないなんて思いません。しかし、登山を行うにはそれだけでは力不足です。安全に登山を行うには自然の摂理やそこにある危険に目を向け、万が一の状況にも慌てない知識と技術を研鑽しておくことが必要です。
自然の力は人間の力などちっぽけに思えるほど大きなものです。事故が起きて初めてそのことに気づくことが多いのですが、気づいたときは手遅れということが多いものです。何が起こるかわからない自然を相手に登山をする以上、そんな危険に陥らないよう登山者である僕たち一人ひとりが自然の摂理を理解するよう努めなければならない気がします。そんな素直な気持ちを持って、少しずつ正しい知識を身につけ、安全な登山を行うように心がけましょう。知識と技術と体力と経験が結びつけば知恵が働くようになり、登山の安全性は飛躍的に向上します。
机上講習では自然のフィールドで遭遇するさまざまな危険とその対処法について僕がこれまで培ってきた体験を基にお話したいと思います。できるだけ実技講習と連動させて実技に役立つお話をしようと思っています。
日程 下記の通り。基本的に毎月20日前後、第三火曜日に開催しています。
内容 下記の通り
講師 木本 哲(エンジェルフォール初登攀、エベレスト登頂、NHK「極北の大岩壁」など、詳しくは名前をクリックしてください)
場所 四谷駅前「山の店デナリ」。地図と住所。 地図を印刷するならここ。
(駅前の通りの反対側に「しんみち通り」という小道の看板が見えます。その一つ右の交差点の角にあります)
交通 JR中央線・地下鉄丸ノ内線・地下鉄南北線いずれも四谷駅下車3分ほど。
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 JFビル1F
TEL:03-3353-6197 FAX:03-3353-6179
時間 午後7時−9時。講義は8時半まで。8時半からは実技の実施内容を説明します。
対象 年齢・性別・経験不問。初心者歓迎。
持ち物 筆記具。
定員
テキスト こちらで用意いたします
費用 ¥1,000円/回 初回無料
お問い合わせ・お申し込み 山の店デナリ または メール または 木本哲 携帯 090-5811-4259
※お申し込みがなくても大丈夫です。 当日、直接会場へお越しください。早く終わったときは懇親会をすることがあります。
開催日時と講習内容
第1回 2006年12月12日(火) 冬山登山の装備と注意点、および冬山の読図とルートファインディングの基礎
第2回 2007年1月16日(火) 冬山の天気がもたらすアイスクライミングや雪稜雪壁登攀の楽しみ
第3回 2007年2月13日(火) 悪環境と付き合う術――低体温症と凍傷、およびビバークの仕方、雪洞の掘り方
第4回 2007年3月13日(火) 季節の変わり目に潜む危険――低気圧と高気圧と雪崩
■登山入門――無雪期のさまざまな登山スタイルとその技術 (全4回)
第5回 2007年4月 25日(火) 歩く――山登りについて(読図――地形の捉え方と地形図の見方)
第6回 2007年5月 15日(火) 攀じ登る――岩登りについて(道具とその利用法、結びと動き、ルート図)
第7回 2007年6月 19日(火) 遡る――沢登りについて(遡行図と地形図の見方、焚き火)
第8回 2007年7月 24日(火) 泊まる――キャンプとビバークについて(用具と設営場所)
■冬山登山――氷雪の用具と技術 (全4回)
第9回 2007年8月 21日(火) 中止
第10回 2007年9月 25日(火) 中止
第11回 2007年10月 23日(火) 「グリーンランド・白夜の大岩壁」報告
第12回 2007年11月 20日(火)
冬山装備――冬山の登山用具と登攀用具第13回 2007年12月 18日(火) アイスクライミング・スノークライミング・ミックスクライミング――その用具と技術と危険@
雪稜・岩稜・氷雪壁の登攀を中心に第14回 2008年1月 22日(火) アイスクライミング・スノークライミング・ミックスクライミング――その用具と技術と危険A
アイスクライミングを中心に■春先の山――天気と読図の基礎知識 (全4回)
第15回 2008年 2月19日(火) 気象と遭難――地上天気図・天気図と天気の見方
第16回 2008年 3月 18日(火) 地図に親しむ――地図の成り立ち・二次元空間と三次元空間
第17回 2008年 4月 22日(火) 気象と遭難――高層天気図・天気を より詳しく知るために
第18回 2008年 5月 20日(火) 地図に親しむ――地形を読む・自分がいる場所 を知る
■沢登り・岩登りの知識と技術――安全に登り下りするための基本知識と技術(全4回 )
第19回 2008年 6月17日(火) ロープの結び方
第20回 2008年 7月 22日(火) アンカーとプロテクション
第21回 2008年 8月 19日(火) リードとフォロー・ラペリングとロアリング
第22回 2008年 9月 16日(火) 沢登りや岩登りで犯しやすい危険
■冬季登攀の知識と技術――一歩前進するための基本知識と技術(全4回 )
第23回 2009年 10月21日(火) アイスクライミング
第24回 2008年 11月 18日(火) ロッククライミング
第25回 2008年12月 16日(火) スノークライミング
第26回 2009年 1月20日(火) 冬山の危険について――最近の遭難事故の事例から
※始めます(机上講習会実施要綱)
■トレーニングとリハビリ――技術を伸ばし、安全をはかるための基本知識と技術(全4回 )
第27回 2009年 2月17日(火) さまざまなトレーニング
第28回 2009年 3月 17日(火)
第29回 2008年4月 21日(火)
第30回 2009年 5月26日(火)
自己紹介(木本哲登山および登攀歴)……山学同志会在籍一年目に培った技術を基礎として実行した初登攀〜第3登を中心にまとめた
木本哲プロフィール(「白夜の大岩壁・オルカ初登頂」のページから)……公開を取りやめています
僕のビッグ・ウォール・クライミング小史……公開を取りやめています。「目次」を参照してください
Satoshi Kimoto's World(木本哲の登攀と登山の世界)……海外の山もさまざまなところへ登りに出かけました
しぶとい山ヤになるために=山岳雑誌「岳人」に好評連載中……登山開始から山学同志会在籍一年目までの山行で学んだこと感じたこと
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