Explorer Spirit 東京近郊の岩場 天王岩 木本哲の世界 アルパインクライマー・木本哲 アルパインガイド・木本 哲 Satoshi Kimoto's World
木本哲のホームページ“Explorer Spirit”へようこそ / Welcome to Kimoto Satoshi's website “Explorer Spirit”
天 王 岩(涅 槃 岩)下の岩
Kimoto Satoshi Alpine Climbing School
木本哲アルパインクライミングスクール|無雪期|積雪期|企画ガイド|個人ガイド|海外プラン|机上講習
募集案内と参加お申し込み注意事項 ガイド山行のお問い合わせとお申し込み メール contact
トップページ top page 目次 content ワールドマップ world map ウェブサイトご利用上の注意 cautions on use
ガイドプラン 木本哲 プロフィール profile アルパインクライマーが描く夢 巻頭エッセイ 読み物 readings リンク links
◆下の岩
1 鎌鼬 5.10d ★
凹角に沿って登り(5.7)、右側の前傾壁に走る浅いクラックラインをたどる。B4。前傾壁入り口で凹角左の壁にフットホールドを求めなければかぶりが大きくなり、若干難しくなる。中間部がちょっと悪いが、上部は意外にホールドが大きく、やさしい。最後までずっと前傾壁。終了点は下から見えない。
2 火の玉小僧 5.11b/c ★★
2本目クリップ後いったん左に出て右上し、3本目クリップ後終了点直下を直上する。終了点直下の甘いホールドでのひきつけが核心。最後は左右に逃げない。見た目より手数が長い。B3。
3 洟垂れ小僧 5.10c/d ★★★
1・2本目間の一部分のみホールドが細かいが、全体的には快適な前傾壁。下部フレークの登攀は、手の掛かりはよいが、フットホールドがやや脆いので注意が必要。ボルト1本目まで遠いので墜落の不安があれば迷わずプリクリップした方が無難。B3。
4 ノーリージョイ 5.11b ★
5 ノーリージョイ右Var. 5.10c
4はクラックもクラックの縁も一切使わない。B5。5はクラックの縁を利用する。B5。
6 ノーリー 5.10b/c ★★★
下部も上部もボルトラインを直上する。核心部は取付から4本目上まで。下部は左から回り込んで実質一段上から取り付くのが本来のルート。ボルトライン真下から直上するルートは僕が取付部の岩をたたき壊したりはがしたりして再整備し、後からつけたしたものだが、取付から正面の壁の中のホールドだけを使って直上することができる。上部は9側に逃げず、中央部を直上する。B6。
7 タカヘ 5.10c ★★
2本目真下から前傾壁を直上し、頭上の小ハング中央を乗越す。さらにスラブを越え、かぶったカンテ沿いに直上し、カンテ右壁沿いに中間レッジに立ち上がる。ハイステップで、なおかつ低い位置でのバランスの悪い引き付けができないと5本目のボルトが遠く、クリップができない。小ハングと抜け口を左右から巻くのは発想が貧弱。頭も体も柔らかくなければボルトライン沿いに登るのは難しい。9のクラックラインや11の右引きガバは使わない。B5。5本目のボルトの位置が遠く感じるので10センチほど下げようと思いつつも、自分にとっては特に遠いわけではないので初登攀時のままにしてあるが、そのうち気が向いたら下げるつもり。ハッカーとは若干ラインが違うので名前を替えた。タカへはニュージーランドにいるいったんは絶滅したと思われていた飛べない鳥。上手に登らないと大地から離れることさえできない。1本目まで遠いので要注意。1本目まで落ちないで登る自信がなければ迷わず1本目にプリクリップした方がよい。
8 ハッカー 5.11c ★★
7とはラインが違い、1本目真下、やや右寄り凹状部を直上する。1本目までボルダームーブの連続で厳しい。その後はひたすら左上し、火の玉小僧に合流する。B5。
9 よっこらしょ 5.9−
凹角沿いに登り(5.6)、垂壁下部を左上。さらにカンテを左に回り込み、浅いクラックラインを使ってカンテ中間のレッジに立ち上がる。ルートを横断するので混雑時は登攀禁止。
10 オオルリ 5.10b
11 サンコウチョウ 5.10a
12 シラサギ 5.10a
10・11は凹角を構成する右の薄かぶりの小フェースが登攀対象。小フェース取付時以外左のスラブにフットホールドを求めない。10・11共に凹角入り口からカンテ左の垂壁を直上し、2本目クリップ後、上部小凹角を目指し、左上する。オオルリは小凹角左の壁面内の細かいホールドだけで登る。サンコウチョウは小凹角左右の壁面を使って登る。10・11とも小凹角中間の右引きガバは使わない。右引きガバを使わないで登る方がムーブがスマートで面白い★。B4。12は下部凹角と上部小凹角をつなぐワンポイントルート。
13 不死鳥 5.10c ★★
カンテラインとカンテライン右側のフェースの細かいホールドを使って、カンテラインを忠実にたどる。カンテライン左側のフェースにホールドを求めるのは最上部のボルト左上のお団子ホールドのみ。下部はつゆしらずのアンダーホールドのみ共用する。下部は右に寄り過ぎると、つゆしらずのホールドを使って登ることになる。上部は左に寄り過ぎるとサンコウチョウのホールドを使って登ることになる。そうならないように注意してあくまでカンテラインに沿って直上していくのがこのルートの狙い。サンコウチョウやつゆしらずのラインは忘れてカンテのラインのみ見て登るといい。ヌンチャクの回収は右の潅木を利用すると比較的容易に行える。B5またはB6。今までちゃんとライン通りに登っている人を見たことがない。名取冬男さんと草野俊達さんについては二人の話からそのように登ったことがわかったけれど、たいがいボルトの位置が変、ずいぶんおかしなところに打ってあるという声しか聞かないし、ラインを読みきれないクライマーの姿しか見たことがない。最後のボルトはなくても登れるのでハンガーをはずしてしまったが、サンコウチョウのボルトを利用することができる。現在は1本目以外のハンガーが外されているので、このルートを登るなら最低2本分のハンガ天王岩 ーが必要になる。
14 つゆしらず 5.9− ★
1本目右下から登る。核心はアンダーホールド前後の処理。上部はカチの連続で容易。B4。
15 ちいせみ 5.8
核心は中間部のふくらみの通過。手足のホールドは細かいが豊富。B4。
16 ヒトリシズカ 5.8+ ★★
手足のホールドは大きいが向きが悪い。B4。
17 センリョウ 5.10a
17と18は取付もプロテクションも同じ。17は2本目クリップ後、ボルトライン左のフェースを登る。悪い部分は短いが、手足のホールドが乏しく、厳しい。B3(B4)。真下から直上できる。B2。
18 フタリシズカ 5.9 ★★
17と18は取付もプロテクションも同じ。18は2本目クリップ後、ボルトライン右のフェースを、浅いエッジラインを使って登る。B3。
19 (廃止) 5.10a
取付は17・18と同じ。1本目クリップ後ハングを直上する。ハング乗越し時のホールドが細かく悪いが、上部は容易。ランナウト。18か20に抜けて終了。
20 鼠小僧 5.9 ★
1本目真下からフェースを直上する。ハングの乗越しはハイステップで 。B3。
21 小便小僧 5.9 ★★
右下から登り、ボルトラインを直上する。終了点直前が少々悪い。最後まで登って終了点にクリップすればルートの短さを補うことができる。B3。
22 春雷 5.10b/c ★★★ (または5.9)
フェース内の細かいのや外傾した悪いホールドを丁寧に拾ってボルトラインを直上する。見た目よりはるかに悪く、フェース左端またはフェース右端の大きなホールドを使って登りたくなるのが普通だろうが、左右の大きなホールドを使えば5.9程度の平凡なルートで面白くない。ボルトライン周辺の細かく悪いホールドだけでフェース中央が直上できるかどうか、まずは腕試しを。大きなホールドを使うのはテンションがかかってからでも遅くはない。春雷は冬の終わりを告げる雷のこと。果たして春は訪れるのか?B4。このルートがきっちり登れたらこの面はもはやクリア。ノーリーを中心にした左の面に挑戦してください。
23 旋風 5.9 ★
フェースを直上後、ボルト1本目から22に向かって左上し、合流する。B4。
◆南面の岩
現在、入山により植林地の林床が荒れ、土壌が流出したという苦情を受け、地主によって入山禁止が唱えられていますので、入山はできません。
1 5.7
2 岩侍 5.10a
3 冬の陽だまり 5.10a
4 NPクラック
5 5.5
6 初めてのリード 5.6
7 5.6
8 5.6
9 なんとかなるさ 5.5
10 Boa sorute 5.8
11 カミーノ 5.10a
12 世界の中心で「アィーン」と叫ぶ 5.10c
13 classic is new 5.11b/c
14 クラック:灯 5.9
15 養沢カンテ 5.8
16 positive thinking 5.9
17 独身万歳 5.6
18 ビギナーwin 5.7
19 自然の言葉 5.10b
雑誌、単行本、インターネット等各種メディアへの無断内容を掲載、コピー等禁止
資料提供 名取冬男・小林 敏・木本 哲/解説・ルート図作成 木本 哲
Copyright 1999-2006
自己紹介(木本哲登山および登攀歴)……山学同志会在籍一年目に培った技術を基礎として実行した初登攀〜第3登を中心にまとめた
Explorer Spirit 木本哲
Copyright ©2005