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火星に地底生命の可能性も、温暖期にメタン増加…NASA
米航空宇宙局(NASA)の研究チームは15日、火星の大気中にあるメタンが、温暖な季節になると増加するのを確認したと発表した。地中に放出源があるとみており、「深部に微生物が生息している可能性もある」としている。研究チームはハワイのマウナケア山頂にある大型望遠鏡で火星を観測し、メタンに特有の波長の光を確認した。火星の北半球で2003年と06年、いずれも春から夏にあたる時期に、大規模なメタン噴出が見られた。うち1か所の噴出量は1万9000トンに上っていた。噴出は、古代に氷や流水があった痕跡の残る地域で起きており、火星の表面が凍り付いてからも長年、温かい地中で微生物が生き残ってきた可能性があるという。メタンは、生物活動のほか、鉱物と水の化学反応など地質学的な活動でも発生する。研究チームは「どちらの活動なのか、今は分からない。火星に『これが何を意味しているのか見つけてごらん』と挑戦されているようだ」と話している。1/16 読売
火星でメタンガスが噴出 生物起源の可能性も
火星でメタンガスが大量に噴出したのを、米航空宇宙局(NASA)の研究チームがハワイの望遠鏡で確認し、15日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。火星で大量のメタンを確認したのは初めて。進行中の地質活動か、生物が起源になっている可能性もあるという。チームは、望遠鏡の赤外線分光器で火星を7年間、継続的に観測したところ、2003年の火星の夏に相当する季節に、西半球から水蒸気とメタンの混じったガスが噴出するのを光の特徴から確認。メタンの量は約1万9000トンと見積もられた。地球では、大気中のメタンの9割以上は植物の腐食や細菌の呼吸など生物起源。火星のメタンも地中深くの微生物が排出したものか、太古の生物の腐ったガスの可能性があるという。チームは「メタンの起源は今のところ謎だが、酷寒と砂漠の死の世界とみられていた火星が現在も活動していることは間違いない」としている。1/16東京
火星にメタンの噴き出し、生物活動の可能性 米科学誌
米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが、火星の北半球から大量のメタンが噴き出しているのを見つけた。チームは、水と岩石の反応か、微生物による生命活動でメタンができた可能性が高いとみている。15日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。NASAゴダード宇宙飛行センターのマイケル・マンマ博士らは、ハワイにある三つの望遠鏡でメタンに特徴的な赤外線を7年間(火星の3年間に相当)観測。火星大気中のメタン濃度を推定し、分布地図を作った。その結果、火星の北半球の特定の場所に大量のメタンの噴き出しが見つかった。北半球が暖かい季節にだけ噴き出しており、地下深くでできたメタンが凍土の割れ目のような所から出てきたらしい。メタンの起源についてチームは「地質学的なものか生物学的なものか判断する十分なデータがない」としているが、インディアナ大のリサ・プラット教授は記者会見で「メタンは微生物の排泄(はいせつ)物でもあり得るし、栄養にもなり得る。地球では、水と岩の反応でメタンができる場所は限られている。生物学的起源の可能性がわずかに大きいかもしれない」と話した。地球では、大気中のメタンの9割が生物学的起源であるとわかっている。NASAは11年に探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリーを打ち上げる予定で、メタンの起源の解明をめざす。 1/16朝日勝山で遭難の男性、無事救出 吹雪の中、雪洞で一夜
勝山市の積雪約2メートルの山中で遭難し、一夜を明かした福井市の男性が15日、無事救出された。一人で山スキーに向かい、動けなくなったという。折からの吹雪の中、雪洞を掘って救助を待った。現場は山スキーの人気スポットだが、冬山の怖さをあらためて浮き彫りにした。同日午前7時15分ごろ、勝山市北谷町の護摩堂谷(ごまんどうだに)で、「下山できなくなった。助けてほしい」と山スキーに出掛けた福井市御幸三、婦人服販売業佐藤尋行(ひろゆき)さん(46)から携帯電話で110番があった。約5時間後、救助に向かった勝山署員らと石川県の防災ヘリが連係して佐藤さんをヘリで救出、福井市内の病院に搬送した。佐藤さんは意識ははっきりしているが、両足に凍傷を負っている疑いがあるという。勝山署によると、佐藤さんは14日午前、カップラーメン一つとテントなどを持って一人で入山。同日夕方に下山予定だったが、吹雪のため雪洞を掘り夜を明かしたという。同署に入山届はなかった。福井地方気象台によると、15日早朝の積雪量は2メートルほどだったという。現場は福井市のJR福井駅から北東に約30キロの山間部で石川県白山市との県境。
石川県の防災ヘリに救出される佐藤尋行さん(中)=勝山市北谷町谷で
◆励ましメール続けた妻、安堵
佐藤尋行さんが搬送された福井市の県立病院では、妻の紀代子さん(40)が夫の無事を知り安堵(あんど)の表情を浮かべた。紀代子さんによると、尋行さんは昨季から冬山登山を開始。仲間と登っていたが、今回は登山道の途中まで行った経験があり、一人で向かったという。日帰りの予定で14日午前9時ごろに自宅を出発。午後4時半ごろ、尋行さんが携帯電話で「暗くなってきた。無理なら泊まるかも」と紀代子さんに連絡。30分後に電話すると「下山を断念した。雪洞を掘って一晩過ごす」と答えた。電池切れを避けるため2人はメールでやりとり。紀代子さんは励ましていたが、翌15日午前零時半ごろ、尋行さんから「夜中は電源を切る。心配するな」というメッセージが届いた。病院で再会した尋行さんは「ごめん」と紀代子さんに謝ったという。紀代子さんは「元気に受け答えでき、ほっとしました」と表情を崩し、「みなさまにご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と話した。1/16中日
山スキー客遭難、けが 雪の中で一夜ヘリが救出
勝山・護摩堂谷 15日午前7時15分ごろ、勝山市北谷町谷の護摩堂谷(ごまんどたに)で、福井市御幸三丁目、衣類販売佐藤尋行110番があった。勝山署や県警機動隊が捜索し、約5時間10分後に石川県防災ヘリで救出した。佐藤さんは(ひろゆき)さん(46)から「雪で(14日中の)下山予定が不可能になり、ビバーク(野営)した」と携帯電話で110番があった。勝山署や県警機動隊が捜索し、約5時間10分後に石川県防災ヘリで救出した。佐藤さんは両足に軽い凍傷。調べでは、佐藤さんは14日午前10時半ごろ、山スキーのために同市北谷町谷の国道157号沿いから入山。石川県境の護摩堂山(1152メートル)からスキーで下り始めたが、コースを誤って標高750メートル付近の護摩堂谷に到着。暗くなったためビバークした。15日朝、新たな雪で方角が分からなくなり、自力での下山をあきらめたという。勝山署は救助対策本部を設置して捜索。要請を受けた石川県防災ヘリが救助した。佐藤さんは14日夜に食べたカップめんが最後の食料で、雪に穴を掘って持っていたテントを入り口に立てて風をしのいだという。20歳歳ごろから山スキーをしており、入山の際は常にテントを持ち歩いていた。
携帯電話が“命綱”男性連絡、居場所示す 「発見したとき、『大丈夫かー』と大きな声で聞いたら、『大丈夫だー』と返事が聞こえた」。救助のガイド役を務めた勝山山岳会のメンバーの一人は下山後、落ち着いた口調で振り返った。勝山市北谷町谷の山中で佐藤尋行さんが遭難した事故で、同山岳会と県警機動隊の計13人で構成した捜索隊は午前11時すぎ、遭難現場に近い国道157号から入山した。県警ヘリも地上の捜索隊と並行して捜索活動を実施。携帯電話で110番した佐藤さんは、その後もバッテリーの消耗を気に掛けながら勝山署と連絡。「真上にヘリがいる」と伝えてきた佐藤さんに、同署は「居場所が分かるように何か振って」と指示した。同11時5分、ヘリはオレンジ色の一人用テントを振って助けを求める佐藤さんを発見。携帯電話が“命綱”となった。捜索隊は正午に約50メートル先にいる佐藤さんを確認し、間もなく合流した。山岳会のメンバーは発見当時の佐藤さんについて「衰弱した様子だったが自力で歩くことができ、おにぎりを手渡すとおいしそうに口にした」と話した。現場は2メートル以上の積雪で、佐藤さんが一夜を過ごしたとみられる雪に開けた横穴もあったという。この日朝の現場周辺の天候は強い風と雪で視界が不安定な状況。しかし、正午ごろには時折、晴れ間がのぞくようになったため、石川県防災ヘリがタイミングを計って佐藤さんをつり上げ、午後零時25分に救助した。下山後、捜索隊員らは「無事でよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。オスのチーターの鳴き声が排卵を誘発
オスのチーターは文字通りメスの“体のスイッチ”を入れるようだ。最新の研究によると、オスのチーターが発する特殊な鳴き声が、メスの生殖器系が排卵を行う引き金となっていることが判明したという。ほかのネコ科の動物とは異なり、メスのチーターはまれにしか排卵せず、時季もまちまちで、生殖サイクルの周期も定まっていない。そのため、飼育下のチーターを繁殖させることは非常に困難となっている。しかし、ついにその謎が解き明かされた。今回の発見により、希少なチーターの保護繁殖活動が大いに促進されるかもしれない。チーターの鳴き声を研究する生物音響学の専門家チームがその新事実を発見した。
研究チームのリーダーでサンディエゴ野生動物公園のマット・アンダーソン氏は次のように話す。「繁殖が行われる数日前に、詰まったような連続音の鳴き声をオスが発していることに気付いた。片方の性別だけが発する鳴き声は生殖に関係していることが多いため、私たちは注意深く観察した」。研究チームは、性的に成熟したメスのチーターを2頭のオスに引き合わせて実際に複数回検証を行った。その際、チーターの発する鳴き声を録音し、排泄物から検出されるホルモンの量を測定した。すると、オスの独特な連続音の鳴き声に伴い、メスの排泄物中の生殖ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加していることが判明した。そして、連続音の鳴き声の頻度を記録して分析した結果、連続音の鳴き声が増加すると、排卵を引き起こすメスの生殖ホルモンがそれに合わせて着実に増大していることがわかった。「鳴き声とホルモン量の間にこのように密接な関係があるとは予想していなかった。本当に驚くべき発見だった」とアンダーソン氏は話す。研究チームの話では、今回の発見は希少なチーターの繁殖にとって大きな意味を持つという。
国際自然保護連合(IUCN)によると、現存する成体のチーターの個体数は推定7500頭にすぎない。さらに野生のチーターは絶滅寸前で、アフリカを除けばイランで100頭弱が確認されているだけだ。研究チームの一員でサンディエゴ野生動物公園の生態学者フレッド・ベルコヴィッチ氏は、「このチーターの習性を基に、特定の音声がどのようにして動物を性的に興奮させるのかを実証できれば、保護繁殖プログラムを改善することができるだろう」と話す。音声を利用して生殖機能を突然に活性化する方法は鳥類ではよくみられる習性だが、哺乳類ではほとんど例がないという。似たようなケースとして、アカシカでは、オスがうなり声でメスの排卵のタイミングを早めることが知られている。しかし、オスの哺乳類があるシグナルを使ってメスの生殖サイクルそのものを活性化するという例は、これまで観察されたことがなかった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生態学者ダン・ブルームスタイン氏は、「今回の発見は素晴らしいものだが、必ずしも予想外の結果ではない。動物の行動を観察し、その排泄物に含まれるホルモンを調査することで、どうすれば絶滅の危機に瀕する種の繁殖活動が改善できるのかがわかる。今回の研究はそれを十分に示している」と話す。
Matt Kaplan for National Geographic News
生物、35億年で2回大型化=「真核」出現と多細胞化で−米独チーム
地球上の最大の生物は、35億年以上前に最初の生命が誕生してから徐々に大型化したのではなく、約19億年前と6億〜4億5000万年前に急激に大きくなった可能性が高いことが分かった。酸素濃度の上昇がきっかけで、最初は現在の動植物に至る真核生物が出現し、2回目は多細胞生物が繁栄し始めた時期に当たる。バージニア工科大などの米独研究チームが12日までに化石の解析成果を米科学アカデミー紀要電子版に発表した。1/12時事
最大の生物は、植物では米カリフォルニア州の森林にある高さ百十メートル以上のセコイア(スギ科)で、動物では体長が三十数メートルにもなるシロナガスクジラ。大型化の段階を十六段階に分けると、真核生物は、細胞核がない原核生物の細菌や古細菌に比べ、六段階大型化した。五億年くらい前のオルドビス紀には、オウムガイ類の巨大な祖先が多細胞生物の王者として出現し、さらに六段階大きくなった。非常に長い貝殻を持つオウムガイ類の祖先は、体積では恐竜より大きい。その後シロナガス鯨とセコイアは1.5段階ずつ大きくなったにすぎないという。1/13日経から補足<がん>誘発するたんぱく質を特定 九大グループ
九州大生体防御医学研究所の中山敬一教授(細胞生物学)のグループが、がんを抑制する遺伝子「p53」の働きを妨げるたんぱく質を特定した。このたんぱく質はがんを誘発する機能があり、増殖すると、がんを発症しやすくなると考えられている。たんぱく質の働きを解明することで、新たな抗がん剤の開発につながる可能性もある。18日付の英科学誌「ネイチャー・セル・バイオロジー」電子版で発表した。p53は、異常な速さで増殖するがん細胞などを根絶するため、細胞を自滅に導く機能がある。だが、がん細胞と同レベルの速さで著しく増殖する胎児期の細胞はp53の影響を受けず、その理由は謎とされてきた。研究グループは、p53に結合し、胎児期に多く生産されるたんぱく質「CHD8」に着目。胎児期のマウスによる実験で、CHD8が結合したp53が機能しなくなることを突き止めた。また、これまでの研究では、培養したがん細胞ではCHD8の発現量が多く、マウスにCHD8を皮下注射するとがんを発症する傾向も出ているという。中山教授は「CHD8はがんを誘発する“がん遺伝子”といえる。CHD8の機能を抑える薬を開発すれば新しい抗がん剤になると期待できる」と話している。1/19 毎日 p53遺伝子/細胞老化因子滑落:雪上訓練で会社員がけが−−富士山5合目付近 /山梨
17日午後0時40分ごろ、富士吉田市上吉田の富士山5合目(標高約2300メートル)付近で、埼玉県日高市横手2、会社員、川上岳宏さん(41)が、アイスバーン状の斜面を約20メートル滑落した。県警ヘリで病院に運ばれたが、左足骨折の可能性もあるという。富士吉田署の調べでは、川上さんは山岳会メンバー29人と5合目の山小屋「佐藤小屋」を拠点にした雪上訓練に参加。雪中に穴を掘り、ビバークの訓練などを行っていたが、バランスを崩して転倒したとみられる。毎日
妙高・三田原山の不明者救助
19日午前9時前、妙高署に「18日に日帰りで妙高市の三田原山に山スキーに行った知人が戻らない」と届け出があり、同署などが捜索しようとしたところ、行方不明だった男女3人から連絡があり、同日午後2時すぎ、下山中に無事救助された。救助されたのは、三条市直江町、会社員若林幸雄さん(58)と若林さんの妹で同所、会社員千恵子さん(55)、同市神明町、自営業飯野隆さん(58)の3人。3人は18日、妙高市の妙高杉ノ原スキー場三田原ゲレンデ山頂から、ゲレンデ外の三田原山(2、360メートル)を目指し山スキーに出発。天候は良かったが下山時に沢を間違え、笹ケ峰高原方面に下りてしまい、笹ケ峰ダム近くの小屋で一泊した。同署などが19日、天候の回復を待ち救助に向かおうとしたところ、幸雄さんが携帯電話で無事を伝えた。雪上車で救助に向かった署員らが県道を下山中の3人を発見した。3人にけがはなかった。幸雄さんは「自分たちの不注意で多くの人に迷惑を掛け、本当に申し訳ない」と話した。1/19新潟日報
遭難:田上山系で京都の男性救助 健康状態は良好 /滋賀
17日午後6時ごろ、大津市南部の田上山系で山登りしていた京都市山科区御陵、会社員、薮内義久さん(47)から「道に迷った」と携帯電話で110番通報があった。大津署員や消防隊員が捜索したが発見できず、同午後11時35分にいったん捜索を打ち切り、翌18日午前7時から県警航空隊のヘリコプター1機も使って捜索を再開。薮内さんを同7時50分ごろ救助した。同署によると、薮内さんはけがはなく、健康状態は良好。ダウンベスト程度の服装で「持っていたおにぎりを食べてしのいだ」と話しているという。18日未明に大津ではマイナス0.3度、田上山系に隣接する甲賀市信楽町ではマイナス4.7度を観測した。毎日
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