オグ、無期限休養へ…右足ねん挫に持病腰痛
昨年限りでコンビを解消した女子バドミントン「オグシオ」の小椋久美子(25)=三洋電機=が無期限休養に入ることが31日、分かった。昨年12月の日本リーグなどでねん挫した右足首の状態が悪く、持病の腰痛が完治しないため。今後の試合予定をすべて白紙撤回し、治療とリハビリに専念することになった。コンビを解消してから一歩も前に踏み出せない。あせる気持ちを懸命に抑えて小椋が自らの休養を決意した。「三洋電機側とも話をした。のんびりさせて体を十分に作ってから上がってくればいい。力はもともとあるのだから」日本バドミントン協会の銭谷欽治・選手強化本部長(56)は傷だらけの“オグ”を気遣った。北京五輪の女子ダブルスで潮田玲子(25)=三洋電機=との美人ペアで8強。だが日本中の熱狂が圧力となり、小椋に無理を強いた。11月の全日本総合選手権で右足首をねん挫。それでも12月の日本リーグは「オグシオ」コンビで挑む最後の試合で出場しないわけにいかなかった。その日本リーグで右足首を再びねん挫したことが、回復を予想外に遅らせる原因となった。2月にはインフルエンザまで発症。ほとんど体を動かすことができず、大阪国際チャレンジ(1〜5日、大阪・守口市民体育館)は早々に欠場を決めた。5月8日に開幕する国・地域別対抗戦のスディルマン杯(中国・広州)に照準を合わせたものの、持病の腰痛まで抱え、練習のピッチが一向に上がらないことからすべてが白紙に戻った。三洋電機関係者によると小椋は現在「リハビリのような練習」を無理をしない程度に行っているという。「新しいペアを探しているけど、この先の自分がはっきりと見えない状態」そんな苦悩も口にしていた小椋が、心身ともにリフレッシュするため、完全休養に入る。4月1日8時1分配信 スポーツ報知
わっちもこんな気分だ。今日からリハビリを始めた。生憎寒かったが、汗をかかずにすんだ。僕の場合、この先の自分がはっきり見えないわけではない。実はごまかせばいくらでも登ることができる。もちろん普通の人よりよく動けるように見えるだろう。実際にそうやってグリーンランドのオルカを登りに出かけたわけだが、状況的に無理をせざるを得なかったからよけいに患部を悪化させてしまった。ごまかして動くことはできるのだけど、ごまかしてばかりいれば、状態は改善しない。少なくとも僕の場合は時間はかかっているもののゆっくりと改善している。神経と筋肉の両方だから回復には時間がかかる。特に神経の方は時間がかかるようだ。
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一緒に登っているクライアントに足の指を切った直後からの復活劇も文章にして欲しいといわれたが、それはそれでまた面倒くさいことだ。それでも足の指を切る前と切ったあとで山行内容が特別変わっているわけではないし、むしろ以前より厳しい内容の登山も行っているのでそう思うのも不思議ではない。でも思い出しながら書いていくのはけっこう面倒くさい。今日、足の指を切ったあとで再起のためのトレーニングに使った神社の階段の数を調べてみたら228段あった。こんなところで再び岩登りをしようと必死にトレーニングをしていたのだなと思うと懐かしさが込み上げてきた。今度は膝のけがの回復のトレーニングに励まなければならないのだなと思うと気が重いが、春はそんな気持ちをも消し去る力を持っている。
「春の山」を登りに行った。雪が少ないとはいえ東北はまだまだ雪がある。生憎、低気圧の発達のせいで山は冬型の気圧配置に支配され、午後から天気が崩れ始め、テント場につくころには雪が降り始めた。天気は大きく崩れるようなものではなかったが、風が吹き、雪が舞う。明日の天気は予報ではまあまあの天気だと伝えていたが、実のところ前線上に低気圧が発生しそうでどんな天気になるか予想がつかない。ピンポイント予報は山頂は晴れという予想を流している。それを信じたいものだが、山の天気は変わりやすいものだ。天気がどうであれ、嵐とは無縁のテントの中では今回の目的の一つでもある新たまねぎのツナサラダとカレー鍋を作り、少々酒をのんだ。テントの外では風がうなっていたが、明日の天気は明日にならなければわからないと半ば投げやりで床に就く。春先と秋口は天気がめまぐるしく変わる。まして山の天気は里の天気と違い、変わりやすい。
翌朝の天気は予想外に悪く、風が吹き荒れていたので起床時間を遅らせる。本当は計画したピークのさらに先のピークを目指していたのだが、この天気ではそこまで行けそうにはない。尾根が広い上に稜線いは雲がかかっているから、頂上への道はガスに巻かれて視界不良だろう。しかも風も強いとなると歩きにくいばかりか、道を失いやすい。だから最も登りたい頂を諦めるのはいたしかたないだろう。それでも2089mの頂には立つことができるはずだ。山はつい先日降り積もった雪のおかげで登山口から頂上まで自分たちの力でラッセルをするしかなかった。もっともそれが「春の山」を登る目的の一つだから問題はない。それでもごく普通に一般ルートを選択すればこれほど苦労しなくてもすむのに、このルート設定に誰も文句をつけないものだから、この登山のテーマである「自分たちの力でルートを切り開く」という名の通り、人が歩いていそうにない尾根を登ることにしたのだ。幸か不幸かこのテーマにぴったり過ぎるくらい登山口から頂上まで踏み跡一つなく、自分たちでラッセルをして登り切ったのだった。自分たちだけの力で山を登るというのは山登りの基本だ。それを春の山で確かめてみる。ラッセルは深いところは膝上くらいの深さがあった。登れたのは皆がかわりばんこにトップを努めたからだ。この二日間たっぷりと汗をかいた。きっと体重が減っていることだろう。
山を決めると皆僕よりよく調べてくるようになったので、僕の方が勉強になることも多い。でも、皆で知らない山を登るのはとても面白い。行動時間の想定やルートのとり方など実践的な訓練ができる。
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里山ではカタクリが終わりを迎え、ニリンソウやシュンランが咲き始めている。ヤマザクラは今が満開で、芽吹いたばかりの林に彩を添えている。ムラサキヤシオやヤマブキも咲き、彩り豊かだ。常緑樹のサカキは渋い花をつけている。ウグイスやシジュウカラもにぎやかに鳴いている。こんな林の中を歩いていると心が落ち着き、和んでくる。どうやら僕は根っから低山藪山好きらしい。こんな山で育ったのだからなるほどと納得する。藪山を彷徨いながらトレーニングに適切な山道を探し歩き、ようやくトレーニングコースが設定できたから、今度はちょっと露に濡れないよう下草刈りをしないとだめだなと思う。地図を持ち歩かず、地形を探りながら山を彷徨うのは本当に楽しいものだ。キジやコジュケイの鳴き声に驚かされることもあるが山歩きは楽しいものだ。設定した古ーづは直線距離で一周5.4キロくらいだろうか。今度地形図でちゃんと調べてみよう。ルートの最高点は365m。高低差は185mほどだろう。筋肉がついてきたら高低差をあげたり、起伏を大きくしたりして、負荷を上げよう。さすがに清明のころというのは心地よいものだ。あちこちで生命が胎動している。僕自身も将来の山行に向けて胎動を始めた。去年はあまりの体調の悪さに頓挫したが、今年は大丈夫だろう。
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ハンドグリップが強度50キロのものしか手に入れられなくて実は物足りなさを感じていたのだが、もっと強いものがあるらしい。それは知らなかったが、そういう話を聞いた。面白いものだが、じき紹介メールが届くことだろう。欲求不満がたまっているのでハンドグリップを壊すくらいトレーニングをしてみたいものだ。
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サクラが三分咲きから五分咲きの感じだ。花の下で酒を飲みたいものだ。観光客の様子を見ていたらそんな気持ちになった。コナラが芽吹き始め、林床のヤマブキも芽吹き始めた。サクラもいいが、ヤマブキもいい。そろそろタケノコも芽を出すかもしれないな。畑ではダイコンの白い花やミズナの黄色い花などが咲いている。
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今日初めて左膝を有効に使って歩いているのに気づき驚かされた。実に一年半ぶりのことである。もしかしたらそれ以上かもしれない。どうやら湯治がきいたらしい。これで山登りは止めなくてもすみそうだ。膝の回復は芽吹きのように駆け足の様相だが、この先も順調に推移してくれるといい。ヤマザクラはピンクの花びらを散らせ、春の盛りを告げている。
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