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木本哲のホームページ“Explorer Spirit”へようこそ / Welcome to Kimoto Satoshi's website “Explorer Spirit” 雑記帳
連載1年目内容>連載2年目内容>連載3年目内容>岳人連載全タイトル>文章の誤りについて>連載を楽しむために
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Kimoto Satoshi Alpine Climbing School
山岳雑誌『岳人』=マウンテニアリングセミナー 『しぶとい山ヤになるために』 好評連載中!
2007年1月号から2009年12月号まで連載
<岳人は毎月15日発売です>
連載の悩み 2007年度テーマと内容 2008年度テーマと内容 「岳人」連載の全タイトル
● 「しぶとい山ヤになるために」連載二年目の原稿を書くにあたって
編集者からもう一年どうかとの問い合わせがあったとき、気持ちはもう辞めたいに決まっているじゃないか――。そう思った。まるで拷問のようだ――。そうも思った。気持ちの上ではそうなのだが、書くことそのものは好きだ。それに何かが出来上がっていくというのはいいものだと思う。だから迷った。しかし、書きたいという強い欲求があったのは事実だし、ここでやめたら中途半端だろうという思いもあった。
もう一年続けるべきか否か――。実のところ、続けてもいいし辞めてもいい。答えは中途半端だ。だが、心が続ける方向にあるのは確かだ。心の隅に引っかかっているのは締め切りを守ることの大変さと穴を開けてしまったときのことの申し訳なさだが、一年間何とかなったのだからこの先も大丈夫だろうという気持ちがある。ところが万が一のことを考えると、ここで辞めた方がいいに決まっている、と思ってしまう。白紙のままのページができた日には編集者に何と言って誤ればいいのかわからない。今までにそんなことをした人がいるのかどうかわからないが、それを最初にしそうな人間が僕のような気がするからだ。そんな考えが一瞬浮かんではきえた。書きたいという思いとは裏腹に案外消極的な考えも浮かんでいたのだった。
つまらないことに悩んでしまうが、やはり書きたいと思っているのだから書き続けるべきなのだろう。書くテーマは探せばいくらでもありそうな気がする。こんなにさまざまな登山経験を積んでいる人間はそう多くはいないだろうから。
書くことは決して嫌いではないのだけれど、連載には締め切りがある。こればかりはどうしようもない事実である。これまで何度際どい場面があったことだろうか。それを知っているのは編集者だけだ。でもそれを知っていて続けろというのだからもう一年やってみるべきなのだろう。もう一年書けば書いた原稿を本にすることもできる。心は急速に書き続ける方向へ向かった。そして、気がつけば「はい、やります」と言ってしまっていた。
こんなふうに書くとずいぶん長い間書くか書くまいか迷っていたように思えるかもしれないが、実はこれはほんの二、三分編集者と電話で話している間に心に浮かんだできごとである。心のうちはすでに二年目に向かっていたのである。はてさて、そんな返答をしたのち改めて二年目のテーマを考えてみた。そして、考えたテーマの通りに展開していくとしたら、こんなペースでは、とてもじゃないが、もう一年やっても登山や登攀の基本技術を身に着けるところまでしか書けない気がするということが鮮明になってきた。でも基本をしっかり身につけない限り応用などは利かせられない。『しぶとい山ヤになるために』は基本をしっかり身につけることが大切なのである。基本技術をしっかり身につければ自ずと見えてくるものがある。
よくよく考えて見ると、僕は知らないところに出かけていくということが幼いころから大好きで、行こうと思ったが最後一人でも出かけていたのだ。だから普通の登山者とはちょっと考え方や行動パターンが異なっているのかもしれない。山に対して恐れはあるのだが、興味の方が大きくて、実はけっこう単独登山や単独登攀をしているのである。今でも一人で山登りや沢登りや岩登りに出かけるのが好きである。岩登りに出かけて、気が乗っていると5.11aくらいのルートなら単独なのにマスタースタイルで、もちろんオンサイトで登ってしまうこともある。岩登りはマスタースタイルで登るものだという考え方が基本にあるから、オンサイトを目指すこと自体は自分の中では普通の考え方になっているのである。そんなことをやるのはやっぱり尋常な人間がやることではないだろう。でもできると思ったときには迷わずやってしまう。僕は根っからのアルパインクライマーだからそうするのが自然だと考えているのは紛れもない事実である。当然ながらそうすることができると思える十分な裏打ちがないときはそんなことはしない。案外臆病でもある。
● 二年目のテーマを考える。
初級岩登り講習会、中級岩登り講習会、仲間、ゲレンデ、夏山合宿、先輩、集中山行、岩登り大会、衝立岩、富士山、アイゼントレーニング、中央稜、冬山合宿、アイスクライミング講習会、黄連谷左俣、第三スラブ、進取の気性、八ヶ岳、新人賞、春山合宿、雪上講習会、歩荷講習会……。
考えてみると、テーマの方が多すぎて二年間では山学同志会一年目の山行でさえ終わりそうにない。実際のところは、残りはあと9本までとなっているのに。ちょうど新人賞をとるところで終わらせるのがよさそうに思う。しかし、それには冬を越さなければならない。これじゃあ無雪期の登山だって途中までで終わってしまいかねない。もっとも僕には冬山を登る気持ちなんてさらさらなかったのだからそれでもいいのかもしれない。しかし、それで終わったのでは誰が見ても中途半端に思うだろう。少なくとも僕という人間を知っている人にとっては。
出来事を詳しく書こうとすると調べなきゃならないこともでてくる。これはたいへん面倒くさいことになってしまうから何でもさらっと流した方がよさそうに思えるが、書いていると書きすぎてしまって章を分けなければどうしようもないときが出てくる。結局それでまた一章増やしてしまうことがあるから、二年間の連載では山学同志会一年目の山行でさえとても終わらないだろう。まあそれは先の話だ。ここは気にせず進むことにしよう。
さて、岳人に穴を開けないためには原稿を事前に書いておけばいいのだろうが、それができるくらいなら始めから苦労はしない。穴をあける直前で、著者校正さえしていないどころか、そんな時間もなかった原稿がいったいいくつあったことだろう。でも提出するときは推敲を終えてほぼ完全な原稿を出している。だから校正そのものも楽ではあると思うのだが、ときおり自分で推敲して校正している間に文章そのものがだいぶ変わってしまうことがある。ここではこれではなく別なことを言った方がよさそうだと思うことがあるからだ。
文章を書くというのはたいへんだが、校正しているときの新たな発見に書くことの楽しみを味わうことも多い。もう一年生みの苦しみを味わわねばならないと思うと気は重い。「苦しんでください」というのが編集者の弁だが、編集者ももちろんだが、編集長もよく我慢しているなと思う。できるだけ早く書くよう努力はするが、この先もどうなるかはわからない。でも一年続けたせいか以前よりずっと原稿が書きやすくなったのは事実だ。
● 2008年度岳人連載「しぶとい山ヤになるために」 執筆予定のテーマ
以下の内容に沿って書いていこうと思っている。
1月号 (13) 逡巡
2月号 (14) 決断
3月号 (15) 新しい世界を求めて
4月号 (16) 初級岩登り講習会
5月号 (17) 山行制限・三つ峠個人山行
6月号 (18) 中級岩登り講習会 三つ峠
7月号 (19) ゲレンデ・同期の仲間
8月号 (20) 穂高岳・槍ヶ岳夏山合宿
9月号 (21) 本番・先輩 瑞牆山 谷川岳
10月号 (22) 本番・同期の仲間 衝立岩
11月号 (23) 本番・先輩 谷川岳
12月号 (24) 谷川岳集中山行
● 岳人連載「しぶとい山ヤになるために」 2008年度の原稿のテーマおよび掲載時タイトル
1月号 (13) この道でいいのか…… 今後の登山方向への逡巡
2月号 (14) 三つ峠での決断 一期一会の人から知った岩登りの新たな世界
3月号 (15) 新しい世界を求めて 集会の熱気の渦に巻かれ山学同志会の一員に
4月号 (16) 山学同志会での初山行 合理的で洗練された岩登り講習システム
5月号 (17) 越沢バットレス 充実した岩登りを楽しみ、学んだこと
6月号 (18) 三つ峠日帰りクライミング 山学同志会に骨を埋めてもいいと思った日
7月号 (19) 三つ峠中級岩登り講習会 納得のいく山行のための一つの関門を抜ける
8月号 (20) 山は常に学びの場である 未知の場所、条件に通用する術をどう身につけていくか
9月号 (21) 時には苦を求めることも必要である 穂高岳〜槍ヶ岳連峰縦走夏山合宿
10月号 (22) 瑞牆山十一面岩登攀 道具が生み出す新たなクライミングスタイル
●
岳人連載「しぶとい山ヤになるために」二年目の内容山登りに熱中していると表現できるほど頻繁に山登りに出かけていたわけでもないのに、あるとき突然心行くまで岩登りがしてみたいと思い始めた。その衝動は簡単に消し去ることができるようなやわなものではなかった。山岳雑誌「岳人」連載二年目は、そんなふうに思い始めた僕が、最初に入った山岳会を辞め、山岳雑誌をもとに新たな山岳会を探し始めるところから書いていく。
山岳雑誌の会員募集広告からピックアップした山岳会がどんな性格の山岳会が探るために、これらの山岳会の集会や山行に順番に出席しながら、自分の気持ちにあった山岳会を探し当てる計画であったのだが、最初に訪ねてみようと思っていた山岳会からはまったく返事が来ず、音沙汰なしであった。そこで、案内書が来た順番に一つずつ訪ねていくことにした。
そんな行動をしていた最中に、入会案内書が来たら真っ先に訪ねてみようと思った山岳会から入会案内書が届き、この山岳会の集会に行ってみた。僕は最初の山岳会に入ったときの失敗から、今度は、山岳会に入る前にその山岳会の集会と山行に出席して、その山岳会がどんな性格の山岳会かきちっと確かめてからその会に入ろうと考えていた。しかし、山学同志会は山学同志会に入会しなければ山行に出ることができなかったのである。
そこでその山岳会の性格を探るためにやむをえず入会したのだが、山学同志会の雰囲気が僕の性に合っていたのか、前の山岳会のときとは打って変わってがんがん山を登り始め、岩登りばかりか岩登りがしたさに冬山にもでかけるようになったのである。本年はそんな山岳会に入会して無雪期の登山に狂喜して出かけていくまでの姿を描く。
どうみても、この一年は無雪期の登山や登攀の話しか書けそうにないが、しかたないだろう。引き続き30も前の話が続くので恐縮だが、もしこうした内容に興味が湧いたら、図書館などに出かけて、山岳雑誌「岳人」を手にとって読んでみて欲しい。ここに書いた内容は、年代でいえばすべて1979年の話だが、叶山の話だけは翌年1980年早春の話だ。
岩登りに対する果てしない興味が山岳会を変わることを考えさせたのだが、山学同志会とめぐり合っていなかったらこうも狂おしく山に登ってはいなかったろう。山行を重ねるごとにしだいに技術や知識や体力が身についていったが、それはやがて冬季登攀への興味を育み、怖くて避けていた冬山へ進出するきっかけを形作っていったのは紛れもない事実である。そんな時代の登山を紹介する。
● 岳人連載「しぶとい山ヤになるために」掲載原稿の内容
1月号 (13) 逡巡
岩登りがしたかったはずなのに沢登り中心に活動する山岳会に居続けていることに疑問を抱いた。お前は、本当は岩登りがやりたかったのではないのか――。岩登りがやりたくて山岳会に入ろうと決意したのではなかったのか――。 山岳会に入ったもののたいして山には行ってもいなかったのに、突然そんな思いが溢れてきた。2月号 (14) 決断
この先どうしよう。今の山岳会に居続けるべきか、それともやめて岩登りを中心に活動している山岳会に入りなおすべきか――。そんな悶々とした迷いの日々を迷っていたとき、突然どこかに岩登りに行ってみようと思った。お前は本当は何がしたいのか――。僕はその答えが知りたかったのである。僕は岩登りルート図集をめくってみて一人でも登ることができそうな、しかも面白そうなクライミングができそうな岩場を探す。そして一人でも登ることができそうだと思った三つ峠の岩場に出かけることにした。初めての岩場で不安はあったが、自分自身の気持ちを知りたい欲求の方がはるかに大きかった。始めは一人で岩壁をリードをして登っていたのだが、偶然そこに居合わせた人から一緒に登ろうと誘われ、見ず知らずの人から岩登りの面白さを教わった。3月号 (15) 新しい世界を求めて
新しい山岳会に入ることを決意し、自分の目的に適う山岳会を探す日々が始まった。山岳会は人間のように、一つ一つの山岳会そのものに性格がある。僕は僕にあった山岳会を探すため、山岳雑誌の募集案内からいくつかの山岳会をピックアップした。そうやって五つほど選出した下町の山岳会の一つはかつて僕が住んでいたすぐ近くの人が募集案内の請求先になっていた。僕はその山岳会がどんな性格を持った山岳会なのか見極めるため、山岳会の集会や山行に出席して山岳会の活動方針をじっくり観察してみようと思ったのだった。自分が入るべき山岳会はそれから決めても遅くはないと思っていたのだった。4月号 (16) 鹿沼初級岩登り講習会
山学同志会がどんな山岳会かもわからず、ただ亀戸駅近郊で集会を開いている下町の山岳会という親近感から、つまりかつて僕が暮らしていた地元を本拠地にする山岳会というただそれだけの理由から、僕はこの山岳会を最初に訪ねてみようと思ったのだった。そして、いちばん最初に訪ねてみようと思った山学同志会の山行に少なくとも一度は出席しようと思っていたのだった。その意思を貫くただそれだけのためだけに山学同志会に入会した。最初にこの山岳会に行ってみようと心に決めてあった山岳会だったから、山学同志会がどんな山岳会かどうしても知りたかったのである。実は、僕は数日後に開催される初級岩登り講習会に参加するただそれだけのために山学同志会に入ったのである。初級岩登り講習会に参加して、山学同志会がどんな山岳会が見極めるためだけに――。5月号 (17) 越沢バットレス日帰りクライミング
初級岩登り講習会の帰路、同じ駅で降りる先輩から奥多摩の越沢バットレスの登攀に誘われた。岩登りがしたくてたまらない僕は、もちろん承諾した。岩は登れるだけ登る――。この山行からそんなことを学んだ。そのせいかアルパインクライミングでもフリークライミングでもそんな考え方が浸透している。フリーとアルパインに垣根はない。実際、そこに垣根を作らなければならない理由は何もないのだ。6月号 (18) 三つ峠屏風岩日帰りクライミング
三つ峠の初級岩登り講習会の前日に岩登りをする計画があった。黒板に書かれた計画を眺めていた僕はそれに参加したいなと思っていたのだが、新人は先輩とパーティーを組まない限り登ることができない。ところが思いがけずその山行に参加できることになったのだった。越沢バットレスに続く僕の二度目の個人山行である。三つ峠には一度行ったことがあったから大まかな状況は分かっていたが、三つ峠駅からのアプローチやクライミングの内容は予想だにしないものだった。だが、登攀後の充実感はこれまで経験したことがないほど大きなものだった。7月号 (19) 三つ峠屏風岩中級岩登り講習会
三つ峠で行われた岩登り講習会に参加した。これは前日とは打って変わった内容で決して満足できるものではなかったが……。どのくらいの山行ができるか、どんな登攀ができるのかは、経験豊富なパートナーである先達や先輩の力が大きくかかわる。よくも悪くもパーティーの力はメンバーによって決まる。8月号 (20) 山行制限の緩和・新人同士のゲレンデクライミング
三つ峠の中級岩登り講習会以後、ゲレンデという制限はついているものの、新人同士で岩登りに行くことができるようになった。僕は三つ峠と越沢バットレスをホームゲレンデとしながらも同期の仲間を誘ってさまざまなゲレンデを登りに行った。9月号 (21) 穂高岳〜槍ヶ岳連峰縦走夏山合宿
ほんのちょっぴり登攀をまじえた岩稜縦走。これは継続登攀の礎を作ってくれた気がする。また、山はこんなふうに登るんだと教えてくれた気もする。その一方で、山には歴史があるというのも感じさせてくれた。初めての穂高岳・槍ヶ岳連峰縦走は楽しい岩稜縦走であった。しかし、記録を読むとこの合宿では滝谷も登っていたのだった。そんなことはすっかり忘れていたが、実は自分が考えていた以上に充実した夏山合宿だったのだ。
10月号 (22) 瑞牆山十一面岩登攀
人間の意思と足の力はすごいものだなと感じさせてくれた登攀であった。登山は道具が進むから技術が発達するのか、それとも技術が発達するから道具が進むのか――。いずれにしても登山は道具と意思と足を使いこなすことが重要な行為であることは間違いないだろう。ここで取り上げた「微笑み返し」はこの山行の前年1978年に初登攀されたルートだ。
11月号 (23) 谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁トリプルダイレクト登攀
烏帽子沢奥壁の左半分は短いがすっきりしたルートが多い。それに当時としては谷川岳一ノ倉沢の岩壁群の中でもテクニカルなルートが集中しているエリアだった。僕たちはそんな壁を目指した。ゲレンデと本番――。何が違うのか。実際のところは、やっていること自体は何一つ変わらない。ゲレンデで登れれば本番でも十分登ることができる。そしてゲレンデと同じように本番でも何本でも好きなだけ登ることができるのだ。そんな経験はいつだって新たなページを切り拓く糧となる。先輩に連れられて登った登山だが、なかなか面白い、忘れがたい山行である。
12月号 (24) 谷川岳一ノ倉沢衝立岩〜コップ正面壁登攀
今はフリークライミング全盛で、目標となるようなフリークライミングルートたくさんあるからエイドクライミングをしたいと思う人は少ないのだろう。しかし、今や5.13のグレードを持つエルキャピタンのノーズだって最初はエイドクライミングを含むルートだったのだ。ルート開拓の歴史の中では今もなおエイドクライミングは力を持っているが、そんなエイドクライミング技術の確立を図っていたころ、魔の山谷川岳でも異彩な歴史を持つ衝立岩に新人同志で組んで挑んだのだった。
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ヤマケイJOY2008年春号 「山のプロがお薦めする始めての本気登山」で「川苔山」を推薦しました。
「山と渓谷」2008年9月号に『ドキュメント 滑落遭難』の書評を書きました。
こうした経験を生かして下記のような登山を行いました。
ビッグ・ウォール・クライミング
Satoshi Kimoto's World(木本哲の登攀と登山の世界)
「しぶとい山ヤになるために」のテーマを考える 1年目〜4・5年目
好評?連載中! トリプルダイレクト 幽ノ沢 瑞牆山 武甲山 叶山 西丹沢 岩登り競技会10.13-14
※ 批評や批判は大歓迎――違った見方・考え方などがあればいつでも メール をお送りください。
連載1年目内容>連載2年目内容>連載3年目内容>岳人連載全タイトル>文章の誤りについて>連載を楽しむために*
※ グリーンランドの登攀の映像の放送は下記のウェブサイトで案内しています。
二年目半ばにしてようやくすっと書けるようになった。原稿を書くことそのものは今までも一日で終わっていたのだが、構想に時間がかかっていたのだ。でもテーマを決めたので、それなりに構想も浮かび、書きやすくなった。今では先の分をどんどん先行して書いている。でも記憶って面白い。けっこう忘れているのだけど、書いているうちに思い出してくる。ときおり書き終わって思い出すこともあるけど。しかし、原稿の提出は相変わらず要求がくるころが多い。でも、その間にいろいろ考えられる。
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