酉谷山の向こう側秩父の熊倉山で遭難があった。熊倉山の登山ルートって遭難するほど分かりにくい登山道だったかな。登山者が沢筋にいたってことは道を失って沢筋を下りたのだろうか。入山者は少ないだろうけど、山腹は急峻で間違えようにも道を間違えるところなどない気がするが……。間違えたと思っても引き返さないのかな。中高年の遭難事故が多いが、今年も昨年に負けないくらいの件数になっているようだ。不況で手ごろな登山でもって頭が働くかもしれないけど軽い気持ちでやるには登山は危険すぎる。
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アスベストやタバコによる肺がんの原因は放射性物質のラドンが海水中の百万倍から一千万倍も肺にたまるからだそうだ。放射性物質のラドンが体の中にたまればそりゃあ肺がんにもなるだろう。むしろならない方がおかしい。人によってラドンのたまりやすさたまりにくさに違いはあるだろうが、タバコを吸っている限りいずれは肺がんになる可能性が高いってことだからタバコを吸うっていうのは自殺行為なんだなと思わされる。この事実はキューリー夫人もびっくりのニュースだろう。ラドンを集積させるのは鉄分と結びつく人間のタンパク質フェリチンだそうだ。だからフェリチンが生成しやすい体質とそうでない体質で肺がん発症の頻度に差があるだろう。血液は酸素を運ぶ都合上肺に集約する。これにはそんな生体反応が関わっているのだろう。しかし、BSEを引き起こすプリオンというタンパク質といい、肺がんを引き起こすこのフェリチンというタンパク質といい、人間の生体にあるタンパク質って不思議な性質を持っているんだな。ちなみに癌治療には重粒子線の照射が有効なのだが、確かではないが肺がんには重粒子線治療の効きが悪いというか効かないようなことを誰かが言っていたような気がする。もしそうだとすれば体内に放射性物質があるからということになる。実際のところ、重粒子線治療は放射線照射治療を受けた人には効かないそうだが、この二つの事柄には因果関係があるように思える。重粒子線治療は保険が利かないので高価だが、重粒子線治療を受けるなら放射線照射治療を受ける前に行わなければならない。これらのことを考えると受動喫煙がどんなに罪なものかわかる。公共の場での禁煙、分煙は確かに行わなくてはならないだろう。ニコチンの習慣性中毒よりはるかに悪質な作用だ。これは喫煙者に有無を言わせない事実だろう。
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最近、何が飲みたいって牛乳が飲みたくってしようがない。リハビリとトレーニングと温浴とストレッチのせいで大量に汗をかくからだろうけど、酒(ビール)でないところが面白い。とにかく水か牛乳がいいのだ。それに適量を少し超えたトレーニングのせいで全身が疲労するせいでよく眠る。健康そのものかもしれない。何しろ眠らないことには成長ホルモンの発生に影響するだろう。昨夜は日中に岩登りをしたせいもあって余計眠くなったのだろうが、岩登りをしてもトレーニングをしてしまうところにトレーニングの中毒性が垣間見える。実際のところ、もともとトレーニング好きでもあったから不思議はないのだが……。温浴を開始して半月、それにリハビリを加えて三ヶ月。さらにそれらにウェイトトレーニングを加え、負荷を徐々に大きくし始めて一ヶ月強。すでに合計四ヶ月半もの月日がたった。途中で体がそうとう硬くなっているのに気づき、それに徐々に筋肉量も増加してきたので温浴のあと入念なストレッチも加えた。徐々に体力的に余裕がでてき始めたのだろう。実際体力もついたし、体もだんだん柔らかくなってきた。あと二ヶ月も続ければとんでもないことになってしまうかもしれない。当面の目標であったグリーンランド出発直前のけが前どころか、間違いなくもっと前の状態になるだろう。このままずっとトレーニングをし続けて5.13を実現させるくらい頑張り続けようと思う。実際そうなってくれるといいのだが……。岩登りのトレーニングに関してはヴォルフガング・ギュリッヒを抜きにしては考えられない。フリークライミングばかりかアルパインクライミングの面でもそうだ。夭折したのがかえすがえすもったいないし、残念だと思う。マイケル・ジャクソンも岩登りをやればよく眠れたかもしれない。でも、麻薬性に囚われすでに手遅れだったのだろう。生前のリハーサルの映像を使って映画をつくるそうだ。コンサートを楽しみにしていた人、彼の復活を願っていた人にはいいプレゼントになるだろう。
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「岳人連載来月号のしぶとい山ヤは八ヶ岳の大同心の話なんだ」と言う話しをしたら「保科さんのアルパインクライミング(新版)にその時のことが出ていますよね」と言われた。保科雅則著「アルパインクライミング」の新版はざっと読んではいたもののそんな話しが載っていたかどうか覚えていないし、記憶にはまったくなかった。どんなことが書いてあるのか今度見てみようと思いつつすっかり忘れていたが、今日それを思い出してアルパインクライミングのページをめくっていたら該当する記事があった。コラムのようなページにそのときのビバークのことが出ていたのだ。この辺って何だか写真しか記憶にないところを見るとやはり文章は読んでいなかったようだ。僕は彼らがビバークしていたその一ピッチ下で苦境に陥っていたのだが、大同心のドーム下の広い場所でツエルトビバークしていた二人はきっと暖かい食事や飲み物を作って過ごしているのだろうなと思いつつその苦境から一刻も早く脱出しようと試みていたのだ。だが、そのコラムの文章を読むとどうやら彼らの状況は僕の想像と180度違っていたらしく、僕の想像は現実とは程遠いものであることが窺えた。実は、彼らはツエルトを被ってビバークをしてはいたものの、コンロやコッヘルをビバーク開始時に落としてしまい、火のないビバークをしていたのである。その文章を読んでいたらそれはさぞかし辛かったことだろうと慰めの言葉をかけたくなるほどであった。そんなわけでその翌朝保科が僕に食ってかかってきたんだなと今になって保科がイライラしていた原因に思いあたった。そして、彼らの気持ちを理解した。矢作にもいつもの覇気がなかったのはそれが原因だったのだ。実は彼らは温かな食事や飲み物を作っていたわけではなく、僕同様温かい食事も飲み物も摂ることができずに辛い思いをしていたのである。実はこのとき僕たちはロープの上と下でお互いに辛い思いをしていたのである。ある意味それはなかなか凄まじいビバークであったのだ。それで翌日二人に「次どこを登ろう」と声をかけても登ろうと誘ってもまったくダメだったのかと合点がいく。僕はあとから二人が入っているツエルトにもぐりこんだから二人はすっかり身も心も温かくなるような食事や飲み物を飲で体が温かくなっていることだろうと思っていたのだが、実はそうではなかったのである。ロープを登り返してツエルトにたどりついたとき、僕は疲労困憊していて食事を食べたい、飲み物を飲みたいと言うような気分ではなく、そうするよりは休みたかったし、翌朝は翌朝で食事を食べたいという気持ちより岩を登りたいという気持ちの方がはるかに大きかったから食べること飲むことより登ることそのものに気が向いていたのである。しかし、この文章を読むと、保科の憔悴と怒りはかなりのものだったように思える。その事件があった30年後にそれが分かってもしようがないが、すべてのピッチを自分でリードして登ろうとしていた人間と何も分からずただその登攀計画に乗ってついてきた人間が持つ立場の違いや気持ちの違いが行動や精神に及ぼす力はこうも違うものなのかと今更ながらに感心してしまう。でも、もちろんただついてきたわけでないだろう。自分が登ってみたいからこそ参加することに決めたのではないのだろうか。しかし、初めての厳冬期の岩壁で初めての火のないビバーク、考えるだに厳しそうな状況だ。しかもその日はその冬いちばんの寒さの中でのビバークであった。しかし、春山の穂高で保科がコンロを落としたのは知っていたが、八ヶ岳大同心雲稜ルート登攀時にもコンロを落としていたとは知らなかった。もしかしたらそのときは聞かされていたのかもしれないけど、遠慮がちに書いているところを見ると僕が知らない事実だったのだろう。でも、こういう文章を読むととても面白い。一つの山行でありながらしかも参加者一人ひとりが同じ一つの登攀を行いながらその登攀をまったく違った感覚で受け止めているのだから。実際のところ登攀にはリードをする人間とフォローをする人間がい、必要とされる力には大きな違いがある。だから同じように登っても受け止め方が違うのはまぎれもない事実だろう。だから山行は一人の人間が代表して報告するのではなく、さまざまな立場の人がさまざまな立場と受け止め方から登山報告をすればいいのだ。できれば詳しく――。そうすることによって登山者や登攀者の立場の違いやその登攀に対する受け止め方、感じ方の違いがはっきりしてきて、それぞれの人間が一つの山行を通して得たものの違いをよりいっそう鮮明に理解することができるだろう。しかし、このときのことは案外忘れてる。僕の中ではよほど登りたいと思う気持ちが強かったらしい。そんな気がなかったらもっとよく覚えていると思うのだけど……。岳人9月号は8月12日発売予定。
そういう意味では僕がこのHPに書いた「白夜の大岩壁」登攀時のいくつかの報告の一つである「クライマー&クリエイター」という記事もそれなりに価値があるのかもしれないが、数十ページもあるそのときの記事すべてをHPに載せておくにはHPの容量が小さいし、実際、そんなページのすべてをいつまでも第三者に情報提供するスペースも必要もない。古いものはどんどん削除して新しいものと入れ替えている。だからあれから二年も過ぎた今ではかなりの分量を削除してあるが、今読み返してみるとそれらの記事はとても面白い。登山や登攀は立場や経験によって感じ方や捉え方が違うから、自分の目で見た自分なりの感想を残しておくと言うのはとても大切なことだと分かる。それによってその当時の自分の技術や精神、相手の意識なども分かる。でも、この原稿の反応で面白かったのは登れるってことに関する第三者の見識だった。第三者というのはやさしいクライミングをずいぶん難しく捉える人たちなんだなというのがそのときの素直な印象だ。もちろん山というものを知らないのだから当然だが、山を知っている人も同じ反応をするのが不思議に思えた。標高差にして1300mのビッグウォールクライミングと言っても傾斜が強い部分は知れていたのに。出も、一般の人はそういうレベルなんだと言うことがよく分かった。彼らは僕のクライミングスタイルとはまったく違った考え方をしているのである。そんなこと一つ思い出してもビッグウォールクライミングばかりかアルパインクライミングも含めたクライミングの前途は多難だと思うが、ウィンターミーティングを通してアルパインクライミングに対するクライマー側の意識は徐々に変化しているようだ。何年かたって、それが登山者の底辺にまで浸透すればやがてアルパインクライミングに対する一般的な意識も変わってくるだろうし、アルパインクライミングやる人数も増えていくことだろう。しかし時間はそうとうかかりそうだ。でも、傍観者の意識や知識は昔も今もこの先もあまり変わることはないのだろうと思う。実際、昔も今もこの先も相変わらずエベレストに登る人間がいちばんだと思っているんだろうな。きっと。でもこう思っている人にはチョー・オユーの記事を読んでみたらと勧めたい。そう、このすぐ下、三個下のチョー・オユーの記事だ。
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日本上空の大気の状態が不安定なのは太平洋高気圧が弱いせいではなく北から次々と押し寄せてくる寒気を持った気圧の谷のせいなのだという。寒気と暖気のせめぎあいの境が梅雨前線だからなるほどと思うが、この気圧の谷が下がってこないようになるまで梅雨は続くということか。天気が秋めいてきたら前線は南に下がるからそれまで好天はおあずけ? そんなんことになったら盛夏がないってことじゃない。でも過去こんな感じの年もあったような気がする。何かに1993年がそうだったと書いてあったが確かかな。
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衆議院選民主党マニフェストに地方との協議機関を設ける案が追加された。橋下大阪府知事らの地方分権を目指すグループの批判を受けてのことだが、自民党がこれに噛み付いている。正式なマニフェストでなかったという鳩山由紀夫氏の言はいただけないが、いい政策を追加するというのはいい姿勢だろう。これこそいい政治をしないと負けるという危機感の表れだ。国民にとってこれほど望ましい状況はない。そうでないと二大政党を謳う意義がない。ところで登山者やクライマーって休日は山に行くけど選挙の投票には行ってるのかな?
民主党の小沢一郎代表代行は30日、同党が衆院選マニフェスト(政権公約)を修正し、地方分権改革に関して「国と地方の協議機関設置」を盛り込むことについて「私たちは根本的に今の行政の仕組みを変えようと言っており、今の仕組みを前提にした議論をする必要はない」と苦言を呈した。岐阜県可児(かに)市で記者団の質問に答えた。 7/30毎日 給油問題などでも民主党は汲々としているが大丈夫かね。政権をとったら現実的な道を歩まねばならないから今までの野党と同様の態度ではうまくいかない。
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こっちはダメだからあっちから行こう――。マカルー冬季初登頂をしたデニス・ウルブコのチョー・オユー南東壁新ルートアルパインスタイルの発想はとてもいい。こういうの大好きだな。しかし、しっかりした登山経験と強靭な精神力がなければできない。本当はノーマルルートを世界最短スピードで登頂しようと考えていたらしいが、中国側の登山事情がままならない状況だったためにチョー・オユー南東壁新ルートを無酸素アルパインスタイルで登攀することにしたのだ。しかもこれで8000m峰14座全山無酸素登頂を果たしたのである。その14座登頂の内容はバラエティに富んでいて行動も面白いのけど、登山の内容がどんどん進化しているところがとてもすばらしい。そのチョー・オユーのノーマルルートではこの春は中国の登山事情のせいで有力公募隊がいないのでC2から上部のルート工作がままならない状況だと書いてあった。ルートそのものはさして難しいものではないので固定ロープがなくても登れるのだが……。この報告はヒマラヤ登山の現状を反映していて面白い内容だ。固定ロープの存在がどんなに8000m峰のノーマルルートの登山をやさしくしていることか。そして登頂成功が公募隊のルート工作にどれだけ負ったものになっているか。この状況はエベレスト登山も同じである。その対極にあるのがアルパインスタイルで登る方法である。この方法を採用するとそれこそとても面白い登攀ができる。しかし個人にしっかりした登攀技術と体力が必要になってくる。ノーマルルートを固定ロープなしで登れない人がバリエーションルートをアルパインスタイルで登れるわけなどないが、誰かが張った固定ロープ頼みで頂上を狙うのではノーマルルートだって登れやしないだろう。それは当然の話しだが、それが今の8000メートル峰のノーマルルート登山の現状なんだよな。たとえばこのような山で単独と言ったって、他の隊が張った固定ロープを利用しての単独登山じゃ単独の意味がまったくない。
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フリークライミングで難しいところを登ることができてもそれをアルパインクライミングに応用するのは結構難しいものなのかもしれない。もちろん動きや判断は変わってくるだろうが、コンデ・リの事故はそんなことを思わせる。ヒマラヤで登攀をするのは難しい。事故の一報を聞いたときは驚いたし、もうだめだろうと思ったけど、しかたないことなのだろう。フリークライミングとアルパインクライミングをうまく融合させると思いがけない登攀ができるのだけど……。ロクスノの記事を読んでそう思いつつ彼ら二人の冥福を祈る。しかし、ロクスノの記事を読んでいたらボルダーをやりたくなった。体がリニュアルしたらボルダーをやりに行こうかな。御岳ボルダーからこんなに近いところにいるのだから……。別にボルダーが嫌いなわけではないのだけど、ボルダーって状況に応じては飛び降りなくちゃならないから躊躇しちゃうんだよな。そんな思いをするようになったのは両足の指を失ってからのことだ。そこが足先に障害がある身の人間が持つ弱みでありまた欠点でもある。
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アルコール0%のビール味の炭酸飲料はなかなかいける。キリンの独壇場だったけど、各メーカーでも出すらしい。百円の第三のビールが出たけどこちらの味はどうか。今度試してみよう。ところで、人工日焼けはメラノーマと言う皮膚癌になりやすいらしい。WHOがそういう発表をしたそうだ。健康志向だか、健康そうに見せるためだかで人工的に日焼けした状態を作りだすというわけなのだが、自然に焼くのと比べたら紫外線に対する防衛力が違ってしまうのだろうな。詳しいことはわからないがそんなところだろう。
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膝はどうですかというトレーナーらの問いかけにこのところ快調ですと答えている。実際このごろは自分が驚くくらいだから他人も驚くほどの筋肉の回復ぶりなのである。今や筋肉がややせ細り、こんな足で大丈夫だろうかと不安に思っていた左足が懐かしいほどになった。もともと筋肉そのものは発達しており、筋繊維の数も多かったのだろうからうまい具合にリハビリと温浴によって神経が伸び、筋肉と神経がうまくつながり始め、神経の刺激が筋肉の細部までいきわたるようになって急激に太さを回復してきたものと思われる。トレーニングをすると異様に太くなるから一本一本の筋繊維の数はたぶん普通の人より多いのだろうから、筋肉が太くなり始めれば回復が早いのは当然なのかもしれない。いまや膝に関しては一般の人の数倍の負荷がかけられるようになった。もちろん膝をひねる動作もしだいに強く深くできるようになってきた。岩を登っていても違和感をほとんど感じなくなってきたのでおそらく膝はもう大丈夫だろう。今度はちょっと過酷な行動をして膝の回復具合を試してみようと思う。あとは肩と腰だが、こちらもだいぶ筋肉がついてきた。変な角度だけに生じる肩の痛みはだいぶ薄らいできたし、腰の方もずいぶんよくなってきた。筋肉をいじめるというのは案外面白いがやり過ぎないようにするのが大変だ。刺激を与えなければ発達しない筋肉は脳と同じだ。いろんな刺激を与えればさまざまに変化していく。しかし、その刺激を徐々にだが強くすることができる点に今までとは違う回復の兆しを感じるのだ。これにストレッチを通してどんどん体を柔らかくしていけばいろんな負荷のかけ方ができることだろう。いよいよ体が回復してきたからガイドプランを真剣に考えることにしよう。でも、いったん回復をし始めてからが案外早かった気がする。酒を控えて牛乳やアミノバイタルを飲んで適度な運動をして、温浴をして、ストレッチをしてと言う謙虚な姿勢がよかったのだろうか。温浴とリハビリを始めて三ヶ月半強、負荷をかけ始めてまだ一月半ほどだが、その効果は絶大だ。どうやら落石で摩滅した神経を伸ばし、腱の機能を回復するには温浴は最適だったようである。実際に温浴をたたえる文献があり、温浴の効果を訴えている論文があるのだ。このまま順調にトレーニングを続けていけば……。実際、これからはやりすぎに気をつけなければならないだろう。そうやって小さな努力を積み重ねて最後には自分の夢をかなえようと思うし、ガイドだけにほかの人の夢もかなえられたらいいと思う。悲惨な状態を思い起こすと、山登りができること、岩登りができることは素直に嬉しいことである。